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大改革?迷走?エミー賞5部門が中継から除外に!

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エミー賞

アメリカ・ロサンゼルスで9月14日に開催される第87回プライムタイム・エミー賞授賞式。授賞式の模様は今年も生中継されるのだが、その中継から5部門が除外となることが明らかになった。授賞式の活性化と視聴率向上を狙ったものだが、主要な組合からは強い反発の声が上がっている。米Varietyが報じた。

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反対され変更を取り下げたことも

エミー賞を主催するテレビ芸術科学アカデミーは、プライムタイム・エミー賞中継で授与される部門数を削減する計画を発表。今月16日(木)に行われた理事会での投票により、下記5部門を9月5日・6日に行われる早い時期のエミー賞授賞式に移行することが決まった。

●バラエティシリーズ部門脚本賞
●リミテッド/アンソロジーシリーズまたはテレビ映画部門助演男優賞
●リミテッド/アンソロジーシリーズまたはテレビ映画部門助演女優賞
●リミテッド/アンソロジーシリーズまたはテレビ映画部門監督賞
●リミテッド/アンソロジーシリーズまたはテレビ映画部門脚本賞

その結果、プライムタイム・エミー賞授賞式で授与される賞の数は19部門にまで削減(昨年度は26部門)。これまでは多数の賞を授与する必要があったことから、授賞式にエンターテインメント要素をほとんど含められなかったという課題に対応するための意図的な努力であると説明している。

テレビ芸術科学アカデミー代表のクリス・アブレゴは、一部の賞を移行させることで、ミュージカルパフォーマンス、コメディスキット、予想外の受賞スピーチのための余地が生まれることを期待していると語る。

「私たちはショーにもっと創造性を発揮できることに本当に興奮しています。私たちは常にテレビを称えるエミー賞中継を提供すること、最高の視聴体験を作り出すことにコミットしてきました。しかし、それには時間が必要です。そこで私たちは、すべてのエミー賞受賞者を祝う素晴らしいエンターテインメントの夜を創造する時間を見つけたいと考えています」

これら5部門を動かすにあたり、アブレゴはパフォーマー、脚本家、監督を含む様々な分野に分散させる計画だと説明。一つの分野や特定のグループに変化を集中させるのではなく、演技、脚本、監督にわたる少数の部門に分散させることで、可能な限りバランスが取れて公平なアプローチをとったと話している。

しかしこの決定に対し、全米監督組合(DGA)、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)、全米脚本家組合(WGA)は共同声明を発表し、テレビ芸術科学アカデミーへの不満を表明。

声明では「エミー賞はテレビの最高峰と、これらの物語に命を吹き込む中心となるアーティストたちを称えるために存在する。プライムタイム放送からこれらのカテゴリーを排除する決定は、称えるべき才能ある人々の貢献を貶めるものだ。卓越性を認識することに特化した授賞式は、その作品が意味を与えるアーティストの認識を減らすべきではない」と訴えている。

「間違いなく不満を抱く人々がいるでしょう」と認識するアブレゴは、各組合に連絡を取って変更を説明する予定。この決定は中継とテレビ芸術科学アカデミーの将来を保護し、向上させるために行われたものであり、エミー賞がテレビの最高の祭典であり続けることを保証するためのものだと強調した。変化する視聴者に合わせて、ショーも進化すべきとの見解を示している。

テレビ芸術科学アカデミーは長年にわたりエミー賞を効率化しようと試みてきたが、それらの計画は物議を醸してきた。2023年にはWGAが、バラエティシリーズまたはスペシャル番組部門の脚本賞をエミー賞中継から外し、代わりにバラエティスペシャル(ライブ)を入れるという計画に抗議。2009年にはDGAとWGAが、ショーの前に8部門の授賞式を事前に収録するという計画に反対した。

今回の計画と最も似ているのは、2005年に7部門をクリエイティブ・アーツ・エミー賞に移動させようとした試み。しかし、WGAとDGAが異議を唱えた後、最終的にそのアイデアは撤回された。DGAとWGAはノミネートされた作品の映像を中継で無料放送することを許可する免除を提供していることから、こうした効率化計画が持ち上がると、これらの免除を取り消すと脅してきた経緯がある。

今回の刷新は、ABC、NBC、CBS、FOXが交代で授賞式を放送する従来のやり方が、今年のNBC放送をもって終了となるため、来年からのエミー賞中継が不透明な中で行われた。今回の決定はあくまでも今年の授賞式に焦点を当てたものだとアブレゴは述べたが、テレビ芸術科学アカデミーが新たな契約について交渉するために判断した結果とも考えられる。

なお、多くの主要な賞がこれまで「クリエイティブ・アーツ・エミー賞」として知られていたものに移行することに伴い、テレビ芸術科学アカデミーは9月5日・6日に行う授賞式から「クリエイティブ・アーツ」という区別を廃止することも決定。今後は、9月14日のメイン中継を含む3つのイベントすべてが単に「エミー賞」と呼ばれることになった。

「すべてのエミー賞は信じられないほど価値があります。私はこのことについて強く感じてきました。私たちはすべての部分に公平性をもたらします。エミー賞の初日、二日目、三日目、それらすべてがエミー賞なのです」とアブレゴは述べている。

2日間に及ぶクリエイティブ・アーツ・エミー賞授賞式は近年、編集した録画放送として放送されてきた。今年もその形式で協議が進められている。

このまま発表通りの形で授賞式が実施されるのか、組合の反対を受けて決定を取り下げることになるのか、9月に向けて注視していきたい。

第78回“プライムタイム・エミー賞授賞式”は、レッドカーペットとともにU-NEXTにて9月15日(火)9:00よりライブ配信開始予定。(海外ドラマNAVI)

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海外ドラマNAVI編集部

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