世界中で社会現象を巻き起こしているNetflixの人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』が終幕に向かう中、本作が打ち立てた数々の記録が発表されたので紹介しよう。米Varietyが報じている。
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歴史的ロケットスタート!『ストレンジャー・シングス』シーズン5、自らの世界記録を粉砕
Netflixの金字塔『ストレンジャー・シングス 未知の世界 …
あのデュエットを抑えて最も視聴されたのは…
2016年7月にお披露目された本作は今年末(日本では2026年元旦)にリリースされるシリーズフィナーレをもって完結を迎えるが、その9年間にわたる文化的・商業的インパクトは配信ドラマの歴史において突出している。11月下旬に解禁となったシーズン5 Vol1は、Netflixの英語作品として史上最大の初週視聴数を叩き出し、新たな記録を打ち立てた。
また、Netflixによると、シリーズ全体の総視聴回数は12億回を突破。これは、全エピソードの総再生時間を合算して作品の総尺で割って算出されたもので、『ウェンズデー』や『イカゲーム』を含めたNetflixのあらゆるシリーズを上回る史上最多の数字となっている。
再視聴という点でも、本作は異例の記録を残している。最も再視聴されたシーンは、シーズン4第7話でナンシーがヴェクナに憑依され、恍惚状態に陥る場面。それに続くのは、シーズン3最終話でダスティンとスージーが「ネバーエンディング・ストーリー」をデュエットする名場面だ。感情と記憶に強く訴えかける演出が、繰り返し見られていることが分かる。
もちろん、最終章であるシーズン5の勢いも凄まじい。全8話のうち、Vol1として一足先にリリースされた最初の4話は配信から25日間で1億260万回再生を記録し、最終話配信前の時点ですでに歴代ランキングで9位に相当する視聴規模に達している。Netflixの集計期間は最終話配信後91日間であるため、2026年第1四半期に歴代1位に浮上する可能性も高い。また、シーズン5配信開始から4週が経過した現在も、全5シーズンが同時に世界トップ10入りしており、これはNetflix史上初の快挙だ。
本作の影響力は映像の枠を大きく超えており、特に音楽面での波及効果は象徴的だ。シーズン4で使用されたケイト・ブッシュの「Running Up That Hill」は、曲のリリースから37年を経て初の全米トップ10入りを果たし、メタリカの「Master of Puppets」も英国チャートで初のトップ10入りを記録した。
この現象はシーズン5でも続き、Spotifyによると、ダイアナ・ロスの「Upside Down」はZ世代で1250%増、そのほかにもアバの「Fernando」などが大幅な再生数増加を見せている。同作の関連プレイリストは20万件以上作成されており、音楽文化への影響も無視できない。
そのほかにも、『ストレンジャー・シングス』はエルの大好物エゴワッフルや、ボードゲーム「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の再評価を促し、後者への関心は673%増と報告されている。製作面でも、8000以上の雇用と14億ドルのGDP貢献を生み出した。
さらにシリーズ最終話は、Netflix作品としては異例となる劇場上映が予定されている。『ストレンジャー・シングス』は単なるヒット作ではなく、配信ドラマが持ち得る影響力の限界を押し広げた、時代を代表するシリーズだと言えるだろう。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5 Vo2(第5~第7話)は12月26日(金)、最終回は2026年1月1日(木)にNetflixで独占配信スタート。(海外ドラマNAVI)
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参考元:米Variety







