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若きシャーロック・ホームズが主人公『Young Sherlock』が仕掛ける大胆な新設定とは?

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ヤング・シャーロック

世界的な名探偵シャーロック・ホームズの若き日を描くAmazon Prime Video(プライムビデオ)の新シリーズ『Young Sherlock(原題)』。ショーランナーが本作ではこれまでに描かれなかった新たな設定を目に出来ると語っている。

Young Sherlock
若き日のシャーロック・ホームズの活躍を描く『Young Sherlock』より場面写真が初公開!

世界的な名探偵シャーロック・ホームズの若き日を描くAmazo …

ショーランナーが課した大胆な制約

『Young Sherlock』は、名探偵シャーロック・ホームズの若き日を大胆に再構築した作品だ。ショーランナーを務めるマシュー・パークヒル(『ディープ・ステート』)は、原作の大ファンでありながらも、シリーズの製作にあたり明確な“自分ルール”を設けたという。それは「原作の正史には一切触れない」というものだ。パークヒルは、アーサー・コナン・ドイルによる最初の短編以降に描かれた設定は変更せず、それ以前の時代を“白紙のキャンバス”として扱う方針を選んだ。原作への敬意を払いつつ、恐れすぎない姿勢が本作の出発点になっている。

無鉄砲すぎる若き日のシャーロック

物語に登場する若きシャーロックは、後年の冷静沈着な名探偵とは程遠い。彼は好奇心からスリ行為を試し、結果的に投獄されるという、かなり無鉄砲な人物として描かれる。兄マイクロフト(マックス・アイアンズ)の口利きでオックスフォード大学で下働きの職を得たことをきっかけに、やがて殺人事件に巻き込まれ、その背後に潜む国際的陰謀へと足を踏み入れていく。

本作における最大の新設定の一つが、シャーロックと宿敵ジェームズ・モリアーティ(ドーナル・フィン)の関係性だ。従来のシリーズで二人は宿敵として描かれてきたが、『Young Sherlock』では二人がオックスフォードで出会い、深い友情を築くところから始まる。パークヒルは、「どうして彼らはあそこまでの宿敵になったのかを考えたとき、最初は親友だったら面白いと思ったんです」と語っている。

この関係性のモデルとして挙げられているのが、『明日に向って撃て!』のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードのコンビだ。二人の出会いが互いの運命を決定づけるという発想のもと、シャーロックとモリアーティそれぞれの“誕生譚”が同時に描かれていく。パークヒルは、「もし二人が出会っていなければ、私たちの知るシャーロックもモリアーティも存在しなかったでしょう」と語っている。

さらに本作には、若きレストレード警部の登場、鹿撃ち帽や名台詞の由来など、原作ファン向けのイースターエッグも数多く仕込まれている。一方でワトソンの登場については、「原作を書き換えない」という信条から慎重な姿勢を崩していない。

パークヒルは、ドイルがかつて「彼を結婚させても、殺しても、好きにしていい」と語った逸話を引用し、本作が“原作公認”とも言える自由さを持ったシャーロック像であることを強調している。『Young Sherlock』は、伝統への敬意と大胆な再解釈が共存する、新たなホームズ像を提示する作品となっているようだ。

『Young Sherlock』は、2026年にAmazon Prime Videoで配信予定。(海外ドラマNAVI)

参考元:EW

Photo:『Young Sherlock』© Amazon Content Services LLC

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海外ドラマNAVI編集部

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