『スター・ウォーズ』シリーズの全9エピソード、その壮大なサーガから繋がる数々の物語を描くアニメーション作品やオリジナルドラマシリーズが、Disney+(ディズニープラス)にて配信中。
11月19日(水)は、クリント・イーストウッド、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、リドリー・スコットら映画界を支えるトップクリエイターが手掛ける作品に次々と出演する実力派でありながら、SWシリーズでは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)』から始まる続三部作でダース・ベイダーの意志を継ぐカイロ・レンを演じ世界的ブレイクを果たした俳優アダム・ドライバーの42歳の誕生日! たしかな演技力で強い存在感を放つアダムは、『ブラック・クランズマン』でアカデミー賞助演男優賞に、『マリッジ・ストーリー』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど世界的な活躍を続けている。
そんなアダムが演じたカイロ・レンの本名はベン・ソロといい、母はレイア将軍、父は英雄となったハン・ソロ、叔父はジェダイのルークというフォースの強いスカイウォーカー家の血筋に生まれ、“光”と“闇”の間で揺れ動きながら後に銀河の圧倒的支配者へと上り詰めるキャラクター。続三部作の主人公のレイと対立し激しい戦いを繰り広げる物語が描かれるが、赤い十字のライトセーバーを操り冷酷で邪悪な一面をもちながら、自らの過去や家族に葛藤する姿も描かれており、カイロ・レンを主人公にした映画制作を望む声があがるほどファンから熱い人気を誇っている。そんな世界中で愛されるカイロ・レンの活躍と登場作品を一挙に振り返る。
※以下、作品のネタバレを含みます。
-

Disney+『スター・ウォーズ:アソーカ』シーズン2、ついに撮影終了
Disney+の『スター・ウォーズ』シリーズ『スター・ウォー …
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)』
父ハン・ソロを手にかける…新たな戦いの衝撃的な幕開けを描く重要作

カイロ・レンが初登場したのは、ダース・ベイダーの死から約30年後を舞台にフォースを巡る新たな戦いの幕開けを描く続三部作の一作目であり重要作の「フォースの覚醒」だ。はるか彼方の銀河では、帝国軍の残党で組織されたファースト・オーダーが台頭。強力なフォースをもつ戦士である“悪”のカイロ・レンは、祖父であるベイダーの意志を継ぎジェダイを全滅させるべく、消えたとされるルーク・スカイウォーカーの居場所を探していた。
一方、孤独に暮らしていた主人公のレイはドロイドBB-8とストームトルーパーの脱走兵フィンと出会ったことから運命が一変し、眠っていたフォースを覚醒させレジスタンスの一員として銀河をめぐる戦いに巻き込まれていく。こうして銀河で新たな戦いが幕を開ける中、カイロ・レンが世界中に大きな衝撃を与えたシーンは、父である反乱軍の英雄ハン・ソロを手にかけたシーンだ。ファースト・オーダーの基地で父と再会を果たし優しい言葉を掛けられるもカイロ・レンはそれを拒絶。赤い十字のライトセーバーでハン・ソロの体を貫いた。『スター・ウォーズ』のレジェンドキャラクターであるハン・ソロの死は、生涯の相棒チューバッカが悲痛な叫びをあげたようにファンに大きな衝撃を与えており、カイロ・レンを『スター・ウォーズ』の新たな悪役としてより濃く印象付けた。
かつて帝国軍を率いたベイダーを崇拝する“悪”のキャラクターとして登場するカイロ・レンは、ベイダーのように不気味なマスク姿に全身漆黒に覆われた衣装、そしてシスの象徴である赤いライトセーバーを携えている。カイロ・レンがベイダーの意思を受け継ぐ存在として表現されたビジュアルにも注目してみてほしい。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)』
伝説のジェダイ、ルークとの決闘シーンも!

Star Wars: The Last Jedi..Kylo Ren (Adam Driver)..Photo: Film Frames Industrial Light & Magic/Lucasfilm..©2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
「フォースの覚醒」でフォースに目覚めたレイに大敗を喫したカイロ・レンは、父を殺してもなお強い葛藤を抱えながらその雪辱を晴らすため再びレジスタンス壊滅という邪悪な企てに焦点を当てていた。そんな中、“光”と“闇”の狭間で揺れ動くカイロ・レンと、そのかつての師匠であり伝説のジェダイであるルークの衝撃の過去が明かされる。
かつてルークのもとでジェダイの修行をしていたころ、ベン・ソロの中に深い闇を感じ取ったルークが寝ているベンを手にかけようとしていたのだ。ルークの裏切りに傷つき怒ったカイロ・レンは、他の弟子たちを抹殺しジェダイ寺院に火をつけて逃走し、ダークサイドに堕ちてしまった。そんな深い因縁をもつ二人は本作でついに対面し、銀河の運命を揺るがす“最後の決闘”に臨むことになる。
銀河の平和のために戦い偉大な英雄となった父や叔父の存在に葛藤し続けたカイロ・レンが歩んだ深い闇の道のりと、レジェンドキャラクターのルークが迎えた結末に衝撃を受ける一作となっている。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)』
レイと共にパルパティーン皇帝を倒すべく死闘を繰り広げたカイロ・レンが辿る衝撃の運命とは?

本作は続三部作の3作目であり、「新たなる希望」から40年以上にわたって描かれてきたスカイウォーカー家を中心とした壮大な〈サーガ〉の完結編。カイロ・レンは祖父ベイダーの意志を受け継ぎ銀河の圧倒的指導者へと上り詰めていた。そして銀河を完全に支配することを目論み、“光”と“闇”のフォースをめぐる最終決戦に挑んでいく―。
『スター・ウォーズ』の壮大なサーガが幕を下ろす本作の見どころは、ルークの想いを継ぐレイとカイロ・レンが大迫力のライトセーバー戦を繰り広げながら銀河の運命を導く最後の戦いだ。ファースト・オーダーとレジスタンスの激しい戦いが勃発する中、母レイアの死と父ハン・ソロの言葉で善の心を取り戻したカイロ・レンことベン・ソロはレイと共に、復活したパルパティーン皇帝を倒すべく死闘を繰り広げる。家族への想いをきっかけに善の心を取り戻すところも『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還(エピソード6)』で描かれたベイダーの姿そのものだが、これまで赤いライトセーバーを振るってきたベンが青いライトセーバーで敵を打ちのめしていく様子はまさに圧巻。銀河をめぐる壮大なサーガでカイロ・レンが迎えるラストを目撃してほしい。
アダム・ドライバーが演じたカイロ・レンは、赤い十字のライトセーバーを振るい銀河を支配しようとする一方で、家族や自身の過去に葛藤を抱える人間らしい一面もあり、世界中で愛され続けているキャラクター。スカイウォーカー家に生まれ銀河の運命に翻弄され続けた、『スター・ウォーズ』には欠かせない悪役カイロ・レンの物語を是非この機会に味わってみてほしい。各『スター・ウォーズ』シリーズ作品はディズニープラスにて配信中。
(海外ドラマNAVI)
.jpg)
