『ブラックリスト』や『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』などで知られるライアン・エッゴールドが、長寿リーガルドラマ『LAW & ORDER ロー&オーダー』シーズン25に復帰し、共演者が彼の印象について語っている。
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『ニュー・アムステルダム』ライアン・エッゴールド、『LAW & ORDER』出演で新境地を開拓
『LAW & ORDER ロー&オーダー』シーズン24の第3 …
ライアンにぴったりのキャラクター
ライアンは、リード・スコット演じるヴィンセント・ライリー刑事の弟マット役で、シーズン24第3話「Big Brother(原題)」に初登場。マットは犯罪行為から足を洗えず、逮捕されてもなお弁解を続け、自分の問題をまったく理解していない利己的で不誠実なキャラクターだ。
米TV Insiderのインタビューに応じたリードが、弟マットが戻って来たことについて、どうヴィンセントが感じているか次のように答えている。
「この兄弟には、いつも緊張感が漂っている。これ以上ないくらいに性格が違うから。でも今回は、ライアン・エッゴールド演じるマットを見ると、彼は本当にこのキャラクターにぴったりで共演するのが本当に楽しいし、二人は少しだけ息が合っている場面がある。マットは刑務所から出所したばかりで、順調そうだ。仮釈放の残り期間もそれほど長くないし、二人はある意味で互いに支え合いながら一緒に行動せざるを得なくなる。その部分がすごく好きなんだ。その層を剥がして、ヴィンセントの別の一面を見ることができるのが楽しい。家族と一緒にいると、人は普段とは違う振る舞いをするもの。ヴィンセントのブルックリン訛りも少し出てくるし、普段は感情をあえて抑えているところも、マットが関わることで少し熱くなったりする。二人はよく衝突するけど、この兄弟間のダイナミズムを演じるのは本当に楽しいよ」
その発言に対し、インタビューに同席していたジェシカ・ブレイディ警部補役のモーラ・ティアニーが、「私はあなたの兄弟役の俳優(ライアン)と共演することはほとんどないけど、あなたとヒュー(ノーラン・プライス検事補役のヒュー・ダンシー)の共演シーンを見て、ヴィンセントが彼のことを話す時の態度が普段と違うのが面白くて、すごく楽しかった」と反応している。
さらに、「前回の出来事を考えると、今回ヴィンセントは、どれぐらい弟を信頼できるのでしょうか?」という問いにリードは、「それは彼が直面している道徳的なジレンマ」と回答。「間違いなく信頼したい気持ちはあるけど、これまで弟に裏切られて人生で常に責任を感じてきた。弟との関係に限界を感じ、マットは兄が助けてくれることを切に願っているだけだと思う。だけど、弟を完全に信頼するかというと、そうではない。心からは信頼していないだろうね」と、兄弟関係について分析している。
そして、「悲しいけど、だからこそ彼らの関係は険しいものになっているんじゃないかな。でも、このエピソードは興味深くて、家族間のダイナミズムにおける欠点や亀裂を見ることが出来る。レギュラー出演者たちにはそういった部分はあまり見られないから、そういう役を演じられるのは本当に嬉しいよ」と締めくくった。
この兄弟の複雑な関係性は、視聴者にとっても見どころのひとつとなっている。ライアンが、問題を抱えたマット・ライリー役で復帰する『LAW & ORDER』シーズン25は、米NBCにて放送中。
(海外ドラマNAVI)