2019年からカナダCitytvで放送され、大ヒットを記録しているポリス・アクションドラマ『ハドソン&レックス~セントジョンズ警察シェパード犬刑事』。同作で長らく主人公の刑事チャーリー・ハドソン役を演じてきたジョン・リアドンが、自身の降板について初めて胸中を明かしたと、米Peopleが報じた。
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シーズン7で突然の不在、そして明かされた「がん闘病」
『ハドソン&レックス』のシーズン7で、ジョン演じるチャーリー・ハドソンは「個人的な任務」という名目で突如、画面から姿を消した。ファンからは心配の声が数多く寄せられていたが、その後、ジョンが扁桃腺がんを患い、やむを得ず番組を離れていたことが明らかになった。
2024年12月にがん診断を受けたジョンだが、懸命な治療の末、自身のInstagramでがんを克服したことを報告。医師からの許可を得て、番組へのカムバックを予定していると明かしていた。
復帰は叶わず…ジョンが語る「チームは別の方向へ」
しかし、続くシーズン8でジョンのカムバックが実現することはなかった。代わりに、新キャラクターのマーク役としてルーク・ロバーツ(『ランサム ~交渉人~』)が主演に抜擢され、番組は新体制で続行することが報じられたのだ。
この事実に長らく沈黙を守っていたジョンだが、このほど再び自身のInstagramにてコメントを発表。やりきれない思いを吐露した。
「しばらくの間、沈黙を守ってきたのは言葉が見つからず、誰にも私の代弁をしてほしくはなかったから。実際、私は『ハドソン&レックス』を自ら離れたわけではない」と、ジョンは綴った。続けて「数か月にわたるがん治療の後、仕事に復帰して問題ないと診断された。ところがチームは別の方向で進むことを選択したようだ」と、降板が自身の意思ではなかったことを告白した。
相棒ディーゼル、そしてファンへの感謝
「7年間の旅路がこんな形で終わってしまうなんて…」と、ショックを隠せない様子のジョン。それでも、これまでの道のりを振り返り、「特別なものを築き上げる一部になれたことに、とても感謝している」と述べている。投稿の中では、友人と呼ぶに相応しいスタッフやキャスト、そしてシーズン7の撮影中に亡くなった“相棒”の犬・ディーゼルなどに対して感謝の意を述べた。そして何よりも、ファンへの深い感謝の言葉を書き記している。
「しかしながら何よりもファンの皆さんに感謝したい。この1年間、あなたたちからもらったいくつものメッセージには感動させられっぱなしだった。つらい時期を乗り越えた話、優しさと思いやり、この番組がどれほど大切かを伝えてくれた。これは何ものにも代えがたい僕の宝物だ。本当にありがとう」
製作陣の声明と今後の可能性
この一連の出来事について製作陣は、ジョンの仕事ぶりとファンの献身ぶりに感謝の意を述べつつも、復帰という選択はあまり現実的ではなかったとの声明を発表している。
すでに健康体で仕事をしていると話すジョンには、これからの展開に大きな期待感が抱かれる。もしかしたら、今後のシーズンにおいて再び、ジョンがハドソン役としてカムバックを果たす日がやってくるかもしれない。
『ハドソン&レックス~セントジョンズ警察シェパード犬刑事』シーズン7はアクションチャンネルにて11月3日(月・祝)日本初放送。(海外ドラマNAVI)
参考元:People