【配信】海外ドラマランキング｜『ヴァンパイア・ダイアリーズ』制作陣の新作2本が激突！

全米で配信中の海外ドラマおよび映画（ドキュメンタリー・リアリティショー含む）におけるランキングトップ10（ニールセン調べ）が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ（※放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3部門における全米でのストリーミング（配信）ランキングを紹介しよう。

配信ランキング（ニールセン調べ）

2025年6月16日（月）から6月22日（日）までの順位は以下の通り。

ドラマ（オリジナル）

ドラマ（非オリジナル）

映画

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

2025年でトップ5に入る好成績を記録していた『ジニー＆ジョージア』は、シーズン3リリース3週目にしてやや落ち着き、視聴時間はそれまでのおよそ60％に（28億8000万分→28億6300万分→16億7400万分）。総合トップの座は明け渡すことになり、オリジナルドラマ部門の首位の座はキープしたものの、2位の『Love Island USA（原題）』（14億6600万分）におよそ2億分差まで詰め寄られることになった。

新作としては、6月19日（木）リリースの犯罪ドラマ『ウォーターフロント』と6月18日（水）リリースの青春ミステリー『ライアーズ　私たちのウソ』が3位と8位にランクイン。前者は、ケヴィン・ウィリアムソン（『ドーソンズ・クリーク』『ザ・フォロイング』）が贈る実話に着想を得た物語。ノースカロライナで崩壊寸前の漁業企業帝国を維持しようともがくバックリー家の姿を描く。経営の危機を乗り切ろうとする彼らは、次第に危険な手段に手を染めていく…。そして後者は、ウィリアムソンとともに『ヴァンパイア・ダイアリーズ』を手掛けたジュリー・プレックによる、若者を中心としたミステリードラマ。ケイデンスは16歳の夏、謎の事故により記憶の一部を失った。1年後、彼女は真実を求めてビーチウッド島を訪れるが、幼なじみのグループである“ライアーズ”のみんなや初恋の相手ガットでさえも事故の詳細を話してくれない。ケイデンスはたった一人で謎に挑むことにするが…。この『ライアーズ』と7位の『ベター・シスター』と、Amazon Prime Videoオリジナルシリーズが複数トップ10入りしているのは珍しいが、これは同プラットフォームが最近、前週一話ずつリリースしていく形から、全話一挙配信に切り替えたことが奏功したということだろう。

非オリジナルドラマ部門のトップ5は前週と変わらず。ただ、Netflix配信開始2週目の『ブラインドスポット』がその時から視聴時間をほとんど落とさず（18億6900万分→17億9500万分）、『ジニー＆ジョージア』を抜いて総合トップに立った。

過去2週続けて6本が入れ替わっていた映画部門は、この週は4本止まり。『ストロー：絶望の淵で』と『ザ・コンサルタント2』がトップ2を保つ（順位は交代）一方、前週に続いて6本が入れ替わり。今年日本でもヒットを記録した『マインクラフト／ザ・ムービー』が3位に初登場したほか、ヴィン・ディーゼルが不死身の魔女ハンターを演じる2015年のダーク・ファンタジー・アクション『ラスト・ウィッチ・ハンター』が5位、様々なシリアルキラーの手口を真似る模倣犯と心理学者＆女刑事との戦いを描く1995年のサスペンスドラマ映画『コピーキャット』が10位に。そして、6月20日（金）に解禁となったNetflix映画『KPOPガールズ！デーモン・ハンターズ』は8位につけた。KPOPスーパースターが、実は常に迫りくる不可思議な脅威からファンを守るため、正体を隠して戦う凄腕のデーモン・ハンターズでもあった！　そんな彼女たちの前に最も手強い相手、圧倒的な魅力を放つライバルのボーイズバンドに化けた、敵デーモンたちが現れる…というストーリーだ。

『ウォーターフロント』はNetflixにて独占配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Hollywood Reporter