Amazon Prime Videoの大ヒットシリーズ『ザ・ボーイズ』で、ホームランダーを怪演するアントニー・スター。4シーズンを通して数々の衝撃的な場面を演じてきた彼が、“特に印象深いホームランダーの瞬間”を明かした。
-
『ザ・ボーイズ』シーズン5で新境地へ ジェンセン・アクレス、ジャレッド・パダレッキの挑戦を称賛
大ヒットホラー・アクション『SUPERNATURAL/スーパ …
ホームランダーの“原点”に触れたシーン
「シーズン3で特に記憶に残っているのは、“鏡のシーン”だった」とアントニーは語る。「あの脚本を読んだとき、(クリエイターの)エリック・クリプキに“もっと深く掘り下げられると思う”と伝えたんだ。毎シーズン、何かしら感情や表現の面でグッとくるシーンがあって、“うわ、こんなとこまで行けるのか”と感じる瞬間がある。そういうときは必ずエリックに提案するんだけど、彼はいつも真摯に向き合ってくれる。キャリアの中でも一番信頼できるコラボレーションだと思っているよ」
アントニーによれば、あの鏡のシーンは彼自身のアイデアも取り入れながら仕上げたもので、「結果的に非常にダークで歪んだ仕上がりになった」と振り返った。
「各キャラクターは、それぞれ深く傷ついた存在なんだ」とアントニーは続ける。「でも、それこそがこの作品の魅力。観る人が共感できるような暗く深い場所まで踏み込んでいける。だからこそ、これほど多くの反響があるんだと思う。鏡のシーンは、まさにそういう意味で象徴的だったよ」
さらにアントニーは、最新のシーズン4からも特に印象的だった瞬間として、エピソード4で描かれたホームランダーの“原点”に触れたシーンを挙げた。そこでは、ホームランダーがヴォート社の研究施設で育てられた過去が描かれている。
「これも、“うわ、来たな”って感じだった。あの研究所に戻るエピソード4のシーンだね。脚本自体も素晴らしかったけど、ときには新しい視点や演技のアプローチがひらめくことがある。今回もそのアイデアをエリックに提案して、一緒に作り上げたんだ。予測できない展開って、俳優にとっても観客にとっても最高にスリリングな体験になる。シーンの中で何かが“壊れそうなギリギリのところ”にいる感じがして、そういうクリエイティブな空間が一番面白いと思ってる。あの2つのシーンは、まさにそうだったね」
『ザ・ボーイズ』シーズン1~4はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて独占配信中。(海外ドラマNAVI)