
『デクスター』シリーズの主演として知られるマイケル・C・ホールが、24年前に放送開始された自身の出世作『シックス・フィート・アンダー』について語った。
最新インタビューでマイケルは、同作で演じたデイヴィッド・フィッシャーと『デクスター ~警察官は殺人鬼』の主人公デクスター・モーガンとの意外な共通点、さらには音楽界のレジェンド、デヴィッド・ボウイとの忘れられない会話についても明かしている。
“死”に取り憑かれている?!
2001年に放送を開始した『シックス・フィート・アンダー』は、ロサンゼルスの葬儀屋一家フィッシャー家を通じて、生と死、愛と孤独を描いた名作ドラマ。マイケルが演じた次男デイヴィッドは、几帳面で不安を抱えた人物で、テレビ史上初めて“リアルに描かれたゲイの主人公”として高く評価された。
「『ラザルス』というボウイのミュージカルに出演する前、彼本人と会って話す機会があったんです」とマイケルは回想。「そのときちょうどレベッカ・ホールと撮った映画『Christine(原題)』の撮影を終えたばかりで、内容を説明したら、ボウイが首を振って“君はどうしてそんなに“死”に取り憑かれてるんだい?”って言ったんです」
デヴィッドとデクスター、共通点とは?
デイヴィッドとデクスターは、いずれも“死”と密接な世界に生きるキャラクターだが、マイケル自身もその類似点に気づいていたという。
「似ているところは自然と出てきたのかもしれませんね」とマイケル。「まったく違う人物だけど、どちらも“秘密主義”で“几帳面”、そして“感情を切り分けて生きている”。背景は違っても、その内面には共通する苦しみがあるんです。だからこそ、どちらも魅力的なキャラクターだったんだと思います」
『シックス・フィート・アンダー』が初めて放送されたのは2001年6月3日。ちょうど24周年を迎えた今も、マイケルにとって同作は特別な存在だ。「20周年のときにキャスト全員でZoom再会をしたのが、つい最近のことのよう。24年も経ったなんて信じられません。当時は本当に特別な時間でした」
最も大変だった“死に方”は?
マイケルは数々の作品で“死亡シーン”を演じてきたが、特に記憶に残っているのは映画『キル・ユア・ダーリン』での一幕だという。
「まだ死に切ってない状態でハドソン川に沈められるシーンがあったんですが、真夜中に何度も川に入るのは本当に大変だった。あれはキツかったですね(笑)」
マイケルが主演する『デクスター』シリーズ最新作『Dexter:Resurrection(原題)』は、米Paramount+で7月11日、米Showtimeで7月13日より配信スタート予定。
『シックス・フィート・アンダー』全5シーズンは、U-NEXTにて配信中。『デクスター ~警察官は殺人鬼』全8シーズンは、Amazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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