複数のキャラクターが登場するアンサンブルコメディが恋しい人に朗報! Disney+(ディズニープラス)で本日5月29日(木)より独占配信がスタートする新作コメディ『アダルト』は、『フレンズ』や『となりのサインフェルド』を彷彿とさせる、“現代のフレンズ”とでも呼ぶべき作品に仕上がっている。
-
【2025年6月】Disney+(ディズニープラス)で配信予定の海外ドラマ・洋画一覧
Disney+(ディズニープラス)で2025年6月に配信開始 …
共感度200%の「大人」の日常
『アダルト』の舞台はニューヨーク。物語はサミール(マリク・エラサル)、ビリー(ルーシー・フライヤー)、ポール・ベイカー(ジャック・イナネン)、イッサ(アミタ・ラオ)、アントン(オーウェン・ティール)という5人の友人が、サミールの実家で共同生活を送る様子を描いている。彼らの日常はごく普通だが、そこで直面する様々な困難や障害には、20代を経験した者なら誰もが覚えのある「ちょっとした不安」が常につきまとう。
「私たちの目標は、観客をいきなり物語の真ん中に放り込むことでした。彼らはみんなすでにお互いを知っている関係です」と製作総指揮のステファニー・ロビンソンは米TV Insiderに語っている。「見ている人たちが、まるで6人目のルームメイトであるかのように感じ、このグループがある意味ずっと存在していたかのように思ってもらえれば嬉しいです」
『フレンズ』へのオマージュと、普遍的な「大人になる」ことの葛藤
ロビンソンは、本作が『フレンズ』や『となりのサインフェルド』といった往年の名作コメディからインスピレーションを受けていることを認めている。「男女グループのシットコムであるということを隠そうとは思っていません。ハイコンセプトでもないし、誰かを騙そうとしているわけではありません。ひねりもありません。こうした番組が多くの人にとって特別で大切な理由があり、何度も何度も繰り返し観られるのは“安心感”があるからです」と彼女は語る。
本シリーズの中心にいるグループが織りなす時にカオスなエネルギーが、コメディの原動力となっているが、彼らが互いを思いやる姿には誰もが心を奪われるだろう。主人公たちは20代という設定だが、Z世代だけでなく多くの人々の共感を呼ぶはずだ。
「アメリカで20代を過ごすということは、多くの人にとって大体似たようなものなのです」と語り、必ずどこかに共通点があると話す。「細かい部分や、こうしたデリケートな話題や問題へのアプローチの仕方、世界の見方は全然違うかもしれませんが」と指摘しつつ、「でも、みんな不器用で、バカで、自分が何をしているのか分からなくて、周りの人とうまくコミュニケーションできなくて、自分は大人だと感じたり、周囲から大人だと言われたりするけれど、他の大人たちの中にいると、まだ子ども扱いされているような気がするのです」と続けている。つまり、本作はZ世代だけのためのドラマではなく、「大人になる」ということが「ほとんどの場合、何をしているのか分からない」という現実に直面したことのあるすべての人のための作品なのだ。
「何が大切で、何が大切でないのかを理解する――そういったテーマや大きなアイデアは、いつの時代も色あせないものだと思います」
「こうしたバディ系アンサンブル・シットコムの魅力は、登場人物たちがあまり成長しないことにあると思います。でも、それが人生というものなのです。そこが私たちが描きたかったスピリットでもあります」
豪華ゲストにも注目!
そして、他の優れたアンサンブル・コメディと同様、『アダルト』でもチャーリー・コックス(『デアデビル:ボーン・アゲイン』)、ジュリア・フォックス(『ファンタスマス』)、ジョン・レイノルズ(『サーチ・パーティー』)、ダーシー・カーデン(『グッド・プレイス』)といった豪華ゲストスターが多数登場する。
彼らの役柄について詳細は明かされていないものの、「チャーリーはデアデビルとはまったく違う役柄なので、よりコメディ寄りの演技ができることを楽しみにしてくれていました。誰が出演するのか、みんなに早く見てほしいです」と興奮気味に語る。「招待したゲストはみんな、この作品にぴったりハマってくれて、どんな無茶振りにも快く応じてくれたので、本当に幸運でした」
『アダルト』はDisney+(ディズニープラス)で独占配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:TV Insider