
Netflixオリジナルシリーズ『エミリー、パリへ行く』シーズン5に、これまで物語の中心人物の一人として登場していたカミーユ役のカミーユ・ラザが出演しないことが明らかになった。米Deadlineが報じている。
カミーユの物語に一つの区切り
シーズン1からエミリーの隣人として登場し友人、そして恋愛のライバルとなっていくカミーユは、シーズン4終盤でガブリエル(リュカ・ブラヴォー)との婚約を解消し、妊娠が偽陽性であったことを知ったうえで、母になる道を選びパリを離れた。今回、複数のメディアによってラザがシーズン5に出演しないことが報じられており、キャラクターとしての役割に一定の幕が下りたことになる。
その他のメインキャストは全員カムバックするようだが、シーズン4で新たに登場したジネヴィエーヴ役、タリア・ベソンの続投については現時点で未発表となっている。
2023年10月には、ガブリエル役のリュカが自身のキャラクターに対して「もはや楽しさを感じていない」と発言したことで、一時は続投が不透明とされていた。しかし、Deadlineによると2024年1月時点で再契約交渉が順調に進んでおり、その後正式に出演が決定した。アメリカのテレビシリーズにおいてはレギュラーキャストが複数年契約を結ぶのが通例だが、リュカはフランス人俳優であるため、オプション条項が適用されず、新たに契約を締結する必要があったという。
マルチェロ役はレギュラー昇格の可能性も
シーズン4後半から登場したイタリアの御曹司マルチェロ役を演じるエウジェニオ・フランチェスキーニ(『メディチ』)については、レギュラーキャストへの昇格が示唆されている。ただしNetflixは、キャストのステータスについて「全員が複数のエピソードに出演する」とのみ明言しており、明確な区分は公開していない。
なお、カミーユのように物語から一度離れたキャラクターについても、将来的な再登場の可能性は完全には否定しておらず、シリーズのクリエイターであるダーレン・スターは、Deadlineの取材に対して「人の人生に現れたり去ったりしますが、完全に消えるわけではない」とコメントしており、カミーユやその他のキャラクターの再登場も視野に入れているとみられる。
Netflixオリジナルシリーズ『エミリー、パリへ行く』シーズン1~4は独占配信中。(海外ドラマNAVI)