
Netflixの大ヒットシリーズ『Lupin/ルパン』の脚本家フランソワ・ユザンは、新たにNetflixで制作中の新作コメディ『Recalé(原題)』でリアリティを追求するために大胆な行動に出た。
教師をリアルに描きたかった
ユザンによると『Recalé』は、教師がマフィアに潜入する物語でドタバタコメディになるという。ユザンは、同シリーズでリアリティを持たせるために、日本の高等学校に相当する「リセ」と呼ばれるフランスの学校に潜入したことを明かした。そこで現代の教師がどのように考え、どのような問題に直面しているのかを学んだようだ。
'Lupin' Writer François Uzan On Going Undercover In A School For Latest Netflix Project 'Recalé' -- Series Mania https://t.co/hGMbhF7aDH
— Deadline (@DEADLINE) March 26, 2025
「教師たちには、この作品が潜入ものであり、コメディであると伝えました。スクリーンに映る教師をリアルに描きたかったので、現在の教育現場が直面する問題を扱います。予算不足、ストライキの現状、子どもたちとの関係、そして何よりも親との関係についても描くつもりです」と彼は語った。
フランスを代表する脚本家の一人であるウザンは、Netflixの犯罪スリラー『Lupin/ルパン』の成功についても言及した。同シリーズは、モーリス・ルブランの小説「アルセーヌ・ルパン」を現代的にアレンジした作品で、韓国の『イカゲーム』やスペインの『ペーパー・ハウス』と並び、非英語圏作品の中で特に大きな成功を収めたシリーズの一つとされている。
ユザンは『Lupin/ルパン』の成功の秘訣として、「優れた原作、素晴らしい俳優、そして魅力的なロケーション」を挙げた。「オマール・シーには特別な何かがあるんです。初めて彼が部屋に入ってきたとき、それを感じました。彼の存在感、スタイル、そして何よりも彼がアウトサイダーであることが影響しているのではないでしょうか」と語った。
『Recalé』は、現在フランス・リールで撮影中。配信時期などは未定。『Lupin/ルパン』は、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:©Netflix