Netflix『クィア・アイ』を去ったボビー・バークの新作が決定

Netflixの人気リアリティ番組『クィア・アイ』でインテリア担当を務め、ファンから絶大な支持を得ていたボビー・バーク。シーズン8をもって番組を卒業した彼が、新作コメディドラマで俳優に挑戦することがわかった。

 

クリケットをテーマにしたコメディ

バークが出演するのは、Red Hill Creativeが手がける新作コメディドラマ『Strikers(原題)』。

本作はクリケットをテーマにした全6話構成の30分シリーズで、2025年夏に制作が開始される予定だ。クリエイターを務めるのは、俳優・脚本家のダナ・エイブラハム。自身が主演を務め、ボビー・バークが重要な役柄で登場する。

『Strikers(原題)』概要

物語の主人公は、元メジャーリーグの投手アマル・ファルーキ(ダナ・エイブラハム)。彼はキャリアを終わらせる怪我を負い、人生の方向性を見失っていた。そんな彼に目をつけたのが、鉄鋼会社の後継者AJジョシと彼の広報担当の姪マヤ。彼らはアマルを、苦戦中のクリケットチーム「スティール・シティ・ストライカーズ」の再建へと引き込む。

そこで彼を導くのが、ボビー演じるミッキー。彼は苦労しながらも人脈の広いマネージャーであり、チームの成功に欠かせない存在となる。

本作は単なるスポーツコメディではなく、自己探求とルーツへの回帰を描いた作品でもある。エイブラハムは、「カナダの移民として育った私は、同化することに夢中になり、南アジアのルーツとのつながりを失っていました。このプロジェクトは、普遍的でありながら、私にとって非常に個人的な物語でもあるのです」と語る。

一方、製作総指揮を務めるバークは「この番組は、出身に関係なく共通点を見出し、協力の力を称えることがテーマです」と述べ、作品の持つメッセージ性を強調した。

『Strikers(原題)』の制作スタイルも注目を集めている。Red Hill Creativeは、第1シーズンを独立して制作するという異例の決断を下した。これにより、創造的な自由を維持しつつ、ロサンゼルス五輪でのクリケットのオリンピックデビューに合わせてシリーズを公開することを目指している。

『クィア・アイ』シーズン1~9はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:Variety

 

Photo:Netflixオリジナルシリーズ『クィア・アイ』独占配信中