『ナイト・エージェント』のガブリエル・バッソが撮影時のハプニングについて明かす中で同作の『ジョン・ウィック』とのつながりについて明かしたとPeopleが伝えている。
大ヒットアクションシリーズの経験者が現場に
Netflixのポリティカルアクションスリラー『ナイト・エージェント』で主演を務めるガブリエル・バッソ。シーズン1に続きシーズン2でも数多くのスタントをできる限り自身でこなしている。「視聴者が作品に没入できる要素として、自分でやりたいんだ」と自らのスタントにこだわる理由を話したガブリエル。しかし当初は脚本を読んで何か特別なものを見出せなかったそう。しかし意外な『ジョン・ウィック』とのつながりがこの作品をとても魅力的なものへと一気に高めた。
そのつながりとは『ジョン・ウィック』に参加したカメラ担当。特徴的な手持ちカメラの撮影で知られ、狭い空間で互いを投げ飛ばし、殴り合い、壁や部屋の中の物に叩きつけるシーンをまるでその場にいるかのように体感できる映像を仕上げた。キアヌ・リーヴスが主演を務める大ヒットアクションシリーズでの経験をもち、立ち位置や動き方を熟知しているスタッフの存在は「それだけで現場の体験が良くなる」とガブリエルは語り「カメラのことで心配する必要がなくなるのは大きい」と言う。
「スタントマンたちは自分の体を張っているし、僕自身もある程度体を張っています。だからカメラマンがしっかり仕事をしてくれることが重要」「みんな本当に素晴らしい仕事をしてくれた」とチームを称賛した。
「彼らが手持ちカメラで撮影しているところを見てほしい。本当にすごいんだ。地面に伏せたかと思えばすぐに立ち上がり、その動きが本当に圧巻だよ」「自分の仕事が本当に上手い人たちと一緒に仕事ができるのは、本当にクールなこと」とコメントした。
どんなにアクションシーンを経験しても、格闘シーンの前にはいつも緊張してしまうというガブリエル。何度か経験した実際のケンカよりも、なぜか“偽のケンカ”の方が神経を使うと感じるようだ。「もっと多くのことを考えなきゃいけないし、相手を傷つけるのが目的じゃないから。それを再現できるようにしなきゃいけない」「みんな何かしらダメージを受ける。この番組の戦闘スタイルは、間違いなくかなり生々しくて重たい感じ。お互いを投げ飛ばしたり、何かにぶつかったりしている」と説明した。
特に第4話で描かれる地下室での激しい戦闘シーンは見応えがあるスタントシーンのひとつだが「蹴り上げた時に頭をかなり強く打った」と告白。それでも「立ち上がって、それを戦いとして受け止める。頭の中で“これは戦いだ”と思っていれば撮影を止めて“痛い”なんて言うことはしない。ただそのまま続けて、それが良い演技になることを願うだけ」と身体を張って挑んだことを明かした。
『ナイト・エージェント』シーズン1〜2は、Netflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixシリーズ『ナイト・エージェント』シーズン1〜2は独占配信中