2024年に最も検索数の多かったキーワードTOP10をGoogleが発表。ここでは、ドラマシリーズのグローバルとアメリカ国内の検索数ランキングを紹介する。
2024年の検索数ランキング
Google's Year in Searchによると、ドラマシリーズの検索数ランキングは以下の通り。
ドラマ(グローバル)
- 『私のトナカイちゃん』(Netflix)
- 『フォールアウト』(Amazon)
- 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』(HBO)
- 『ヒーラマンディ:ダイヤの微笑み』(Netflix)
- 『SHOGUN 将軍』(FX)
- 『理想のふたり』(Netflix)
- 『涙の女王』(tvN)
- 『私の夫と結婚して』(tvN)
- 『三体』(Netflix)
- 『こんなのみんなイヤ!』(Netflix)
まず注目すべきは、Netflixがランクインした10作品中5作品を占めている点だ。『私のトナカイちゃん』『ヒーラマンディ』『理想のふたり』『三体』『こんなのみんなイヤ!』といった作品は、ジャンルやテーマが多岐にわたり、Netflixのコンテンツが多様な視聴者層を獲得していることを示している。
また、『フォールアウト』や『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のような大規模予算で制作された作品が引き続き高い注目を集めている。特に、今年シーズン2が配信された『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚シリーズとしてファンタジー大作としての地位を確立し、継続的に視聴者を魅了している。
一方、エミー賞史上最多18部門を受賞した『SHOGUN 将軍』は、日本の戦国時代を舞台にした時代劇ドラマとして、文化的なテーマが新たな層を引き込んだと言えるだろう。
また、俳優部門のグローバル検索数では、『こんなのみんなイヤ!』アダム・ブロディが3位、『フォールアウト』エラ・パーネルが4位、『メディア王 〜華麗なる一族』のキーラン・カルキンが6位にランクインしている。
ドラマ(アメリカ)
アメリカ国内の検索数ランキングは以下のラインナップとなった。
- 『グリセルダ』(Netflix)
- 『Quiet on Set: The Dark Side of Kids TV』(Apple)
- 『私のトナカイちゃん』(Netflix)
- 『フォールアウト』(Amazon)
- 『理想のふたり』(Netflix)
- 『SHOGUN 将軍』(FX)
- 『偽りの銃弾』(Netflix)
- 『こんなのみんなイヤ!』(Netflix)
- 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』(HBO)
- 『Your Honor/追い詰められた判事』(Showtime)
グローバルランキングと比較すると、6作品が共通してランクインした一方で、実在の麻薬王を題材にした『グリセルダ』が1位、エンタメ業界の裏側を描いたドキュメンタリー『Quiet on Set』が2位に登場するなど、アメリカ国内の視聴者に特に響いた内容が反映される結果となった。『ブレイキング・バッド』のブライアン・クランストンが主演を務める『Your Honor/追い詰められた判事』は2020年の作品だが、今年夏から米Netflixで配信が始まったことで再び関心を集めた。
アメリカでの俳優部門の検索数は、『Saltburn』『プリシラ』などの話題作が続いたジェイコブ・エローディ(『ユーフォリア/EUPHORIA』)が2位、『恋するプリテンダー』が大ヒットしたグレン・パウエルが3位、『一流シェフのファミリーレストラン』のジェレミー・アレン・ホワイトが4位、『Saltburn』『マスターズ・オブ・ザ・エアー』のバリー・コーガンが7位、アダム・ブロディが8位、エラ・パーネルが9位、『トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー』のジョディ・フォスターが10位という結果になった。
(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixシリーズ『私のトナカイちゃん』は独占配信中