『SEX AND THE CITY』や『エミリー、パリへ行く』など、女性から圧倒的な支持を得ているドラマシリーズを生み出してきたダーレン・スターが、1980年代のハリウッドを舞台にした新作ドラマに着手することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
『MAD MEN』『SATC』に続く作品
スターが新たに取り組むのは、数多くの映画やドラマシリーズを製作してきたエレイン・ゴールドスミス=トーマスの小説家デビュー作「Climbing in Heels(原題)」をドラマ化するプロジェクト。ユニバーサル・テレビジョンが、2025年4月29日に出版される小説の権利を早くも買い取ったという。
「Climbing in Heels」は、1980年代のハリウッドで成功を掴もうとする野心的な秘書5人の出世物語。男性優位の世界で、5人組は男に仕えることを期待されながらも逆の立場になることを望み、自分たちが仕えた“怪物”に似た存在になっていく……。
小説はフィクションだが、原作者のゴールドスミス=トーマスが100年以上の歴史を持つ老舗エージェンシーのウィリアム・モリス・エージェンシーで働きながら、ハリウッドで出世街道を駆け上っていった時代を彷彿とさせるものがあるようだ。その時代に彼女は、ジュリア・ロバーツやジェニファー・ロペス、マドンナ、スーザン・サランドンといった大物スターを担当する有力エージェントとなり、有力エージェンシーの一つであるインターナショナル・クリエイティブ・マネジメント(ICM)と掛け持ちでシニア・バイス・プレジデント(上級副社長)まで上り詰めた。
その後、ゴールドスミス=トーマスは2000年に脚本家・プロデューサーに転身し、ジェニファー・ロペスが主演したドラマ『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』や映画『ハスラーズ』『マリー・ミー』などを製作。現在はジェニファーのプロデューサーパートナーとなり、彼女が設立した製作会社 Nuyorican Productionsで社長として活躍中だ。
スターとは今回が初タッグとなるゴールドスミス=トーマスは、「ダーレン・スター、ユニバーサル・テレビジョンと提携し、脇に追いやられたり沈黙させられたりすることを拒んだ、複雑で個性的な女性たちに命を吹き込めることにワクワクしています」と述べた。
続いてスターは新プロジェクトについて、こう意気込みを語っている。「エレイン・ゴールドスミス=トーマスとタッグを組んで、女性の視点から1980年代のハリウッドを描いた、彼女の魅力的なフィクション『Climbing in Heels』を映像化できることを嬉しく思います。これは、『MAD MEN マッドメン』と『SEX AND THE CITY』の大胆で豪快な愛の結晶のような作品です。自分たちのルールを作るために従来のルールを破った、たくましい女性キャラクターたちを世界中の視聴者に見てもらえるのが待ち切れません」
ゴールドスミス=トーマスがハリウッドで体験したすべてが詰め込まれていそうな「Climbing in Heels」のドラマ版で誰が主役5人組を演じるのか、続報を待ちたい。
『SATC』全シーズンとその続編ドラマ『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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