人気ドラマ『SUITS/スーツ』でジェシカ・ピアソンを演じたジーナ・トーレスが、ジェシカとハーヴィー・スペクターの関係について振り返った。米Entertainment Weeklyが伝えている。
ハーヴィーはまるで十代の息子
『SUITS/スーツ』でダイナミックな関係を見せてきたジェシカとハーヴィー。ジェシカと彼女によって見出されたハーヴィーは、時に良き友であり、時には師弟のような関係だったが、ジーナ自身は彼らを母親と息子のように見ていたようだ。
ガブリエル・マクト演じるハーヴィーと時に対立しながらも協力する弁護士ジェシカとして6シーズンにわたりレギュラー出演していたジーナは、マイク役パトリック・J・アダムスとドナ役サラ・ラファティがホストを務める『SUITS/スーツ』のポッドキャスト番組『Sidebar(原題)』に参加。ハーヴィーとジェシカの関係を作り上げるのは非常に謙虚な気持ちにさせられる経験だったと振り返った。
「彼らの関係性はとても大切で、母子のような存在感がある」と話すジーナ。「彼女は頭で考えるんじゃなくて、ただ行動するの。できる限り彼を導いて、あるべき方向へと導くのよ」
「それがジェシカの物語よ。彼女の仕事は必ずしも彼を制御することではない。時にはそうする必要もあったけれど、“ここが勝負の場で、これがあなたの才能。そしてこれが必要な行動”と気づかせる必要があったの」
ジーナにとって、二人の相性の良さはどのエピソードでも非常に明確だった。多くの場合でハーヴィーの味方だったジェシカだが、常に意見が一致していたわけではない。リスクが低い選択を好むジェシカに対してハーヴィーは大勝負に出ることが多く、学歴を詐称するマイクを雇うという決断も二人が相いれない選択の一つだった。これをハーヴィーによる「究極の裏切り」とジーナは表現している。
「この件についてガブリエルと話したのを覚えてる。“あなたには想像もできないんでしょ。まるで十代の若者みたいに、自分がどれだけ残酷な振る舞いをしてるかが理解できていないんだわ。ハーヴィーにこんなことをされるのがジェシカにとってどれだけ辛いか、分からないのね”って伝えたの」と回想。その言葉を聞いたガブリエルはハーヴィーを擁護しようとしたが、ジーナはすぐにそれを阻止したのだとか。
ジーナは元夫ローレンス・フィッシュバーン(『マトリックス』シリーズ)との間にもうけた子どもの母親でもあるが、そんな子育ての経験が役にも活きたという。ハーヴィーと接するのは「家で(子ども相手に)していたこととあまり変わらない気がした」と話している。二人の関係が親子のようであることに注目してみると、また違った楽しみ方ができそうだ。
『SUITS/スーツ』全9シーズンはHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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