『グレイズ・アナトミー』キャスト、17年前の突然の降板劇を語る

『グレイズ・アナトミー』にシドニー・ヘロン役で出演していたカリ・ローシャがシーズン21にカムバック。17年前の降板劇について口を開いたとCBRが伝えている。

 

個人的な事情が復帰の妨げに

ロングランヒットを記録している医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』にシーズン2からシドニー・ヘロン役で出演していたカリ・ローシャはシーズン4で突如降板。約20年経って再び『グレイズ・アナトミー』に戻ってきた。

番組を去ってから17年経ち、初めて降板の理由について明かしたカリ。製作陣との確執があったわけではなく個人的な事情が復帰の妨げになっていたとのこと。何度も呼び戻してもらっていたのに戻れなかった理由のひとつに妊娠があったという。

「初めて出演したのはもう何年も前。その後も彼らはとても優しくて何度もシドニー役で私を呼び戻してくれた」「それから特に理由もなく立ち消えてしまったみたいな感じなの。一度連絡をくれた時は、妊娠まっただ中で仕事ができなかった。ストーリーに合わなくてね。それからそのことはすっかり忘れてしまったのよ」と再出演が実現しなかった背景を説明した。

「17シーズン経ってから“ねえ、君に戻ってきてほしいんだけど”っていう電話を受けるなんて思ってもみなかった」と喜びを露わにするカリ。時を経て戻ったことで、気がついたこともあったそう。「(クリエイターの)ションダ(ライムズ)は多様なセットや多様なキャストを持つことの先駆者で、すべての声が代表されるようにしていた。でも今回のセットに戻ったとき、その多様性がさらに新しく改善されているように感じた」「これはトップダウンから来るものだと思う。元脚本アシスタントで今のショーランナーのメグ(マリニス)は素晴らしい人だし、とても包括的。それに(メレディス役の)エレン(ポンピオ)も大きく関わっていると聞いていたからとてもイケてると思った」

これほどまでに時間が空いて復活することは容易ではないに違いないが、カリにとっては難しいことではなかったそう。「なんでかはわからないけれど、なんてことはなかった。彼女が必要としていること、モチベーション、脆さや志し、欠点や癖を覚えていたの。あっという間に戻ってきた。きっと脚本家たちが私のキャラクターのことをしっかりと理解していたし、私もそう。自分でも驚いたわ。だってすごく長く離れていたから。でも本当に大変じゃなかった」と振り返る。

すんなりと役に戻ることができた理由のひとつに、脚本があるというカリ。「時にベイリーとの関係において脚本チームはとてもうまく準備をしてくれた。とても美しく整えられたものだったし、面白い展開をもってる」と自信をのぞかせた。

『グレイズ・アナトミー』シーズン1~19はDisney+(ディズニープラス)で配信中。シーズン20はWOWOWにて10月30日(水)より日本初放送スタート。(海外ドラマNAVI)

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