安楽死をテーマにしたカナダ発の医療サスペンスドラマ『Dr.M/救命救急医の殺人ライフ』が10月18日(金)よりU-NEXTにて配信が開始。本作の主演カロリン・ダヴァーナス(『ハンニバル』)がシリーズ終了時にインタビューで語った撮影の裏話と、本作の魅力とは。
シーズン3で終了した『Dr.M/救命救急医の殺人ライフ』
主人公は、エデン総合病院で救命救急医として勤務するメアリー・ハリス(Dr.M)。彼女はバツイチで二人の娘を持つ悩み多きシングル・マザーで、"正義"の名のもとに、元美容外科医のデズと組んで末期患者の安楽死を手助けしていた。だが、合法的な手続きは踏んでいない。そんな中、納屋に隠しておいた安楽死用の薬を、娘のジェスとその親友のナオミが見つけてしまう...。
主人公メアリー役のカロリンはシーズン3の撮影に臨むにあたり、これが最後のシーズンになることが事前にわかっていたという。シーズン2放送終了後、最終章となるシーズン3へ更新されており、事前にこれが最後ということがわかっていた。そのため、自分の感情をコントロールできると思っていたそうだが、実際には監督が最後の「カット」を叫んだ瞬間に涙が溢れたそう。
「共演者との別れも、それが彼らとの最後のシーンだとわかっていたので、例えば、娘役のローラ・フラナリーとの最後では号泣してしまいました。シリーズが始まった頃は9歳か10歳だった彼女が、12歳か13歳になりました。何年もかけて彼女が成長する姿を見るだけでもとても感情的でした。彼女に別れを告げ、大人になっていく姿を見ることができないかもしれないと思うと、ぜひ見守っていたかったですね。ですから、とても、とても感動的でした。口先だけで言っているのではなく、本当にすばらしいキャストで、多くのキャストに親しみを感じています」と、カロリンは家族のように接した共演者との別れを惜しんだ。
それでも、カロリンは未解決の事件を残したままではなく、自分たちの臨む形でシリーズを終えることができたと言及。「番組のクリエイティブな結末を知り、ある程度コントロールできるのは、とても力をくれることです」と心境を明かしていた。
また、安楽死というむずかしい議題に触れてきた本作について、「私たちはこの番組で取り上げるテーマに誇りを持っていますが、これは死を幇助するドキュメンタリーではありませんし、常に人が死ぬような、気分を落とす番組でもありません。重苦しいものになりかねませんでしたが、脚本家たちは楽しく、時におもしろく描く方法を見つけました」と語り、タブー視されがちな話題についての会話もオープンになってきたと続けた。
『Dr.M/救命救急医の殺人ライフ』全3シーズンはU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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