予告編に批判殺到の『ジ・オフィス:オーストラリア』、元祖ボスは女性主人公に賛成

困った上司に振り回される職場をモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)形式で描き、アメリカ版を筆頭に13か国でリメイク版が作られた英コメディドラマ『ジ・オフィス』。オーストラリアを舞台にし、女性ボスが主人公の『ジ・オフィス:オーストラリア』のAmazon Prime Video配信が控えているが、オリジナル版クリエイター&主演のリッキー・ジャーヴェイスは女性版を認めているようだ。

 

女性主人公の『ジ・オフィス:オーストラリア』

10月18日(金)よりPrime Videoでの配信がはじまる『ジ・オフィス:オーストラリア』は包装会社にマネージング・ディレクターとして勤務するハンナ・ハワードを中心に物語が展開される。イギリス版でリッキー・ジャーヴェイス、アメリカ版ではスティーヴ・カレルが主役のボスを演じていたが、今回初めて上司役を男性でなく女性が務めることになる。

新型コロナウイルス収束後が舞台となり、ハンナは自分が勤める支店が閉鎖され、従業員は自宅でリモートワークをしなければならないとの知らせを本社から受ける。それにより彼女は、仲間である同僚のために守れない約束をしたり、突拍子もない計画を立てたりするなど、サバイバルモードに突入するという。

批判が多い予告編

9月に予告編が解禁されると、ファンからの否定的なコメントの投稿が続出。YouTubeのコメント欄には「プライムビデオへ、これを削除するのに遅すぎるわけではない」「すでにシーズン1で打ち切られることがわかる」「これがベストなら、このドラマは終わってる…」「20年間ずっと車いすだけど、これを消すために立ち上がって歩いた」といった痛烈な意見が並んでいる。

この批判を知ってか、主演を務めるフェリシティ・ウォードはロンドンで行われたプレゼンで本作についてコメント。「誰かが腹を立てているのかもしれないけど、リッキーは女性の主人公をとてもよろこんでいます」オーストラリアと同日にイギリスでもお披露目となることについては、「実はかなりリラックスしています。イギリスの人やオリジナル版が好きな人たちは“君がどんなことをしても大丈夫”という感じなので」と回答した。

人気シリーズのリメイクへの出演に関しては、「全く事前準備はしなかった。脚本を読んで“あぁ、これって私の性格の嫌な部分全部だわ”って思ったから、人生ずっとこの役のために準備してきたようなものね。本当にすべて脚本に書かれていたの。ショーランナーのジュリーがどれだけ私のことを見ていたかは知らないけれど。まるで私のことを見て、嫌な部分だけ取り出して書いたみたい」と、演じるハンナが自分そのものであることを明かしている。

『ジ・オフィス:オーストラリア』は10月18日(金)よりAmazon Prime Videoで配信スタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:Instagram@tehablodeseriesより