『クリミナル・マインド』ギデオン役マンディ・パティンキンがシーズン3で突然降板した理由とは?

米CBSの人気ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』シーズン1~3で、BAU(行動分析課チーム)を率いるジェーソン・ギデオン役を演じたマンディ・パティンキンは、なぜ3シーズン前半で番組を降板してしまったのだろうか?

 

出演したことを後悔?

BAUのリーダーとして事件の解決に取り組んでいたギデオンは、番組において欠かせないキャラクターだった。シーズン3以降も登場が想定されていたであろうギデオンは、シーズン1&2で自身のトラウマと向き合っていたが、ついに限界を迎えてしまう。最終的にギデオンは、シーズン2で担当した事件で抱えた罪悪感を克服することが出来ず、BAUのメンバーの重荷になることを懸念してチームを去ることを決断。その理由についてギデオンは、チームで一番心を許していたスペンサー・リード(マシュー・グレイ・ギュブラー)に手紙を書いて説明していた。

物語上では、そういった形でギデオンの退場が説明されたが、実際にマンディが番組を降板した理由も、ドラマの筋書きと似ている。マンディは、毎エピソードごとに凄惨で猟奇的な事件を扱う番組のコンセプトに耐えられず、また番組で頻繁に描かれる女性に対する暴力も精神的な負担となり、シリーズを去る主な要因となったそうだ。

マンディは、降板から5年が経った2012年のインタビューで、そもそも『クリミナル・マインド』に出演する決断をしたことが、自分の犯した最大の過ちだったと胸内を吐露していた。

シーズン3以降にマンディ演じるギデオンは登場していないが、彼の面影は今もシリーズに健在だ。リバイバル版となる『クリミナル・マインド/FBI行動分析課:エボリューション』シーズン17では、ギデオンの元妻であるジル・ギデオン博士が登場し、『デスパレートな妻たち』などで知られるフェリシティ・ハフマンが演じている。

『クリミナル・マインド』降板後にマンディは、『HOMELAND』で8シーズンにわたってベテランCIA捜査官のソール・ベレンソン役を演じ、犯罪捜査ドラマ『DEATH & DETAIL 事実は語る』では探偵役で主演。その他にも人気リーガルドラマ『グッド・ファイト』をはじめ、映画『ワンダー 君は太陽』や『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』にも登場。その存在感と確かな演技力でキャラクターに命を吹き込み、作品に奥深さと厚みを与えている。

『クリミナル・マインド FBI行動分析課』シーズン17は、9月18日(水)よりDisney+(ディズニープラス)にて配信スタート。シーズン1~16は配信中。

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(海外ドラマNAVI)

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