『ゲーム・オブ・スローンズ』クリエイターが『三体』キャストに仕掛けたドッキリとは?

NetflixのSFドラマ『三体』でクリエイターを務めるデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが、キャストにドッキリを仕掛けていたという。米Hollywood Reporterが報じた。

50桁か60桁くらいの円周率を…

ベニオフ&ワイスといえば、海外ドラマ史に残る大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』を手掛けたことで知られるクリエイターコンビ。二人は仲良くなりたいキャストにイタズラを仕掛けることがあり、『ゲーム・オブ・スローンズ』の撮影中にはジョン・スノウ役のキット・ハリントンやシオン・グレイジョイ役のアルフィー・アレンに偽の脚本を渡したり、サムウェル・ターリー役のジョン・ブラッドリーに嘘の衣装合わせをさせたりといったドッキリを実施してきたが、『三体』キャストも同じような“被害”を受けたようだ。

新たなターゲットになったのは、『三体』でナノテクノロジーの先駆者オギーを演じるエイサ・ゴンサレス。「エイサに次の日までに覚えてほしい脚本として、3ページに及ぶモノローグが含まれた脚本を渡したんだ。その大部分はChatGPTによって書かれたものだった」とイタズラの内容を明かすワイス。

「ChatGPTに書いてもらった後、それをチェックして本物の脚本らしく見せる必要があった」とベニオフが続けるそのフェイクの独白シーンは、スイミングプールに関するものだったそう。おおよそ台本1ページが映像1分に相当するため、3ページということは3分間も一人で独白するシーンがあるということ。それだけでも酷だが、さらにはワイスによれば「円周率を50桁か60桁くらい覚える必要があった」という。

しかし、嘘の台本がエイサ宛に送られて間もなく、製作総指揮のバーナデット・コールフィールドが介入したため、問題のシーンの撮影が実際に行われることはなかった。「その時のバーニー(バーナデット)はすごく疲れてて、“偽を本物っぽく見せかけるために費やすエネルギーはない。だって(実際の撮影で)本当に起きていることがもうたくさんあるんだから”って感じだった」とワイスは回想し、コールフィールドがエイサに直接「3ページ分あるスイミングプールの独白シーンは覚えなくていい」と、ネタバラシをしたことを明かした。結果、エイサが救われただけでなくベニオフとワイスも“行き過ぎ”になる前にやめることができたようだ。

ベニオフとワイスによるこうしたイタズラの目的はあくまでもキャストやスタッフとの仲を深めて楽しい現場にすることであって、余計な負担をかけることは一番避けたいことだろう。とはいえ、今後も二人の作品に参加する人は、ドッキリ覚悟の上で臨む必要がありそうだ。

『三体』シーズン1はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Hollywood Reporter


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