『アンブレラ・アカデミー』フィナーレは一部のファンに嫌われる!?ショーランナーが発言

8月8日(木)にようやく最終章のシーズン4が解禁されるNetflixの人気SFドラマ『アンブレラ・アカデミー』。そのフィナーレは一部のファンから嫌われる可能性があるが、そうした批判を受ける覚悟はできていると、ショーランナーが話している。

過去3シーズンに比べて話数が減った理由は?

ジェラルド・ウェイとガブリエル・バによる同名コミックを映像化した『アンブレラ・アカデミー』。そのファイナルシーズン解禁が目前に迫り、ファンは別れを告げる心の準備をしているところだが、ショーランナーのスティーヴ・ブラックマンは一部のファンが終わり方を「嫌う」のではないかと考えている。

「このシーズンは本当に大きく行ったんだよ。多分フィナーレはそれだけで、僕たちがこれまで撮った中で一番お金がかかったエピソードだと思う。だから本当に壮大なエンディングになっているよ」と英Radio Timesに語ったブラックマン。

ただし、シリーズ史上最も高い製作費をかけたからといってすべてのファンが気に入るとは考えていない。「ファンはフィナーレに思うことがあるだろう。気に入ってくれる人もいれば、嫌う人もいるかも。何か意見がある人もいるだろう。みんなの考えを聞かせてほしい。僕自身は結末を本当に誇りに思っている。ふさわしいエンディングだと思うよ。でも、僕が(原作の)どこを残したかは主観的なものだし、あのファミリーにとってふさわしい結末かどうかは各自が決めることだ」と、ファンに寄り添う姿勢を見せた。

さらにブラックマンは「(ファンが思うことは)僕にとって大切。全員を満足させることはできないと分かってる。僕たちは、誰かは気に入るけど、誰かは嫌うかもしれない決断を下すしかないんだ」とコメント。「でも僕はいつだってファンのことを考えている。脚本家たちもそうだよ。みんなの感情を呼び覚ますような、最高で素晴らしくて推進力のあるストーリーラインを届けたい。そして最終的に満足感を感じてほしいんだ」とファイナルシーズンにかけた思いを口にしている。

なお、過去3シーズンはすべて全10話だったのに対し、ファイナルシーズンは全6話だ。ブラックマンはその理由について「より多くのエピソードを用意するつもりだった時期もあった。その後、Netflixと話し合って6話構成にしたんだ。当時はちょうどいい話数に思えた。もう少し要素があると思っていたから少しだけ詰め込まないといけなかったけど、結果的に完璧なエピソード数になった」と説明。「もう少しできたかって聞かれたら答えはYESだけど、6話がシーズンを終わらせるのにぴったりだったと思う」

そんなブラックマンは、ファイナルシーズンの脚本を書いている時に涙が浮かんだそう。「この作品に別れを言うのはとても悲しい。本当にね。キャストやスタッフ、脚本家チームのみんなとかけがえのない時間を過ごしてきた。終わりが来るのは分かっていたけど、あんなにも感情的になってしまうとは思っていなかったよ。最終話の最後のシーンの脚本を書いていた時のことを覚えてる。書きながら“そうか、もうこのキャラクターたちを書くことは二度とないんだ”って思ったら涙が浮かんできた」と知られざるエピソードを明かした。

人気の高い作品であればあるほど、すべてのファンを満足させるような結末で締めくくるのは難しくなるもの。しかし、製作側がこれほどまでに愛をもって用意したファイナルシーズンであれば、ファンにもその愛は届くに違いない。

『アンブレラ・アカデミー』シーズン1~3はNetflixで配信中。最終章となるシーズン4は8月8日(木)より配信開始。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Radio Times


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Photo:『アンブレラ・アカデミー』COURTESY OF NETFLIX