米CBSの看板番組として、20年以上にわたって世界中のファンから愛され続けている『NCIS』シリーズ。ギブスの若い頃を描く前日譚やトニー&ジヴァが主人公のスピンオフなど次々と派生作品が生まれるなか、新たなプロジェクトが発表された。
『NCIS』と報道番組がコラボ
米Varietyによると、米Paramount Audioが、長年にわたって続いている報道ドキュメンタリー番組『48 Hours(原題)』と『NCIS』をクロスオーバーさせた、ポッドキャスト番組『48 Hours: NCIS(原題)』を始動させるという。
本番組は、NCIS(海軍犯罪捜査局)の捜査官が担当した、実際に起きた事件にフォーカスするシリーズ。10月29日(月)に配信スタートする『48 Hours: NCIS』は全6話となり、2014年にカリフォルニア州ジョシュアツリー国立公園で行方不明になった海兵隊員の妻で、当時19歳だったエリン・コーウィンさんの事件に迫る。
彼女の遺体は失踪から2カ月後に廃坑で発見され、別の海兵隊員が容疑者として特定された。6話にわたり、エリンさんの悲劇的な死に繋がった、不倫と裏切りの複雑な物語に焦点が当てられる。
司会を務めるのは?
『48 Hours: NCIS』で指揮を執るのは、ベテラン放送ジャーナリストで、米トーク番組『The Talk(原題)』で司会者も務めるナタリー・モラレス。
新プロジェクトについてモラレスは、以下のように語っている。「軍人の家庭で育った私は、今も国に奉仕し続けている人々の物語を伝え、事件の解決に尽力するNCISの内部事情についても、独自の視点を提供できることを光栄に思っています。妊娠したばかりの若い軍人の妻だったエリン・コーウィンの物語は、特に悲痛です。厳しい砂漠の環境で彼女を見つけ、どのように彼女が亡くなったのか、誰に責任があるのかという謎を解くために、多くのNCIS捜査官の献身的な努力が必要でした」
『48 Hours: NCIS』は、今春にAppleのポッドキャストチャートで初登場1位となった『Blood is Thicker: The Hargan Family Killings(原題)』をはじめとする、ポッドキャスト番組「48 Hours」シリーズの最新作となる。『48 Hours: NCIS』をきっかけに、次なるクロスオーバー・プロジェクトが誕生することも考えられそうだ。
『48 Hours: NCIS』は、米Paramount Audioにて10月29日(月)より配信スタート。『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン1~20は、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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