『ザ・ボーイズ』ディープ役チェイス・クロフォード、パニック発作を起こしそうになったシーンを明かす

スーパーヒーロー作品の常識を覆した人気ドラマ『ザ・ボーイズ』で、海洋生物とコミュニケーションが取れるディープ役で新境地を開いたチェイス・クロフォード(『ゴシップガール』)が、パニック発作を起こしそうになったシーンについて語っている。

 

クリエイターを質問攻めに…

シーズン3で大きな話題となった第6話「ヒーローガズム」ではスーパーヒーローたちの乱交パーティーが描かれ、ディープはタコのアンブロシウスと性的な関係を持つ展開となった。

Rolling Stoneのインタビューで、「もしプロデューサーが、あなたにタコと肉体関係を持つことになると事前に伝えていたら、この役について疑問を抱いていたでしょうか?」と質問されたチェイスが、「そうなっていただろうね。今では面白くて最高だけど、そのシーンを知った時に、“なんてことだ。どうやったら上手くいくんだ?”と思いました」と答えている。

さらに、「そのシーンについては目を背けていたんです。そして、撮影初日から24時間が経過して、パニック発作を起こしそうになりました」と振り返ったチェイス。クリエイターのエリック・クリプキに電話をし、「このシーンをどうやるの? どんなアングルになるの? どれぐらい裸にならないといけないの?」と質問攻めにしたのだとか。不安に思う気持ちに耳を傾けてくれたクリプキは、チェイスのためにシーンの一つを変更してくれたそうだ。

ここ近年、映画やドラマシリーズでは、インティマシー・コーディネーターがラブシーンを監修するのが常識となっているが、ディープとタコの親密シーンにコーディネーターは付かなかったという。しかし、最低限の関係者のみが現場に残るクローズドセットで撮影され、「タコを手に取って、濡れたタコをベッドに入れるという行為が、すごくおかしくて奇妙だった」と説明している。

その撮影から第6話の配信まで1年も時間が開き、「あのシーンは、どう受け止められるんだろう?」と思っていたというチェイスが、問題のシーンを気に入ってくれたファンとのエピソードを披露。「この間、ジムで会った人に“これを見せるよ”と言われたんだけど、コミコンか何かで、ピンクのタコが体に巻き付いたディープのコスチュームを着た彼だったんです。みんなが気に入ってくれました。少しからかわれることもあるけど、それでいいんです」とコメント。どうやら自分なりに、常軌を逸したタコとの親密シーンに納得しているようだ。

今後もブっ飛びシーンでファンを驚かし続けてくれそうな『ザ・ボーイズ』シーズン4は、Amazon Prime Videoにて毎週木曜日に新エピソードが配信中。シーズン1~3も独占配信中。(海外ドラマNAVI)

 

 

Photo:『ザ・ボーイズ』© Amazon MGM Studios © Amazon Content Services LLC