『ハリー・ポッター』ドラマ版のショーランナー&監督が決定!

2026年お披露目予定で進められている大ヒット映画シリーズ『ハリー・ポッター』のドラマ版。そのショーランナーと監督がようやく決定した。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。

『メディア王』でエミー賞を手にした二人を起用

タイトル未定のこのドラマ版制作が正式に発表されたのは2023年4月。それから1年あまりが経つ中、キャストはもちろん、スタッフもほとんど明らかになっていなかったが、探し続けていたショーランナーがついに見つかったという。

ショーランナーに任命されたのはフランチェスカ・ガーディナー(『ダーク・マテリアルズ/ライラと黄金の羅針盤』)。2024年1月に英米の脚本家がロサンゼルスへ集まって1回目のストーリーのアイデア出しを行った際、彼女も候補に加わったと言われていた。そのほかには、マーサ・ヒリアー(『ヴェラ ~信念の女警部~』)、トム・モラン(『デビルズ・アワー ~3時33分~』)、キャスリーン・ジョーダン(『めちゃくちゃ恋するハンターズ』)、マイケル・レスリー(『アサシン クリード』『ハンガー・ゲーム0』)などがアイデア出しに参加していたという。

そして、マイク・マイロッドが複数のエピソードでメガホンを取る。『アントラージュ★オレたちのハリウッド』『シェイムレス 俺たちに恥はない』『THE LAST OF US』『ゲーム・オブ・スローンズ』といった人気ドラマの監督を務めてきたマイロッドは、高い評価を受けた米HBOドラマ『メディア王 ~華麗なる一族~』で4つのエミー賞(3つの作品賞、1つの監督賞)を手にしている。なお、ガーディナーも『メディア王』にシリーズ途中からプロデューサーの一人として名を連ねており、2度の作品賞を受賞した。ガーディナーとマイロッドは製作総指揮も兼任する。

なお、このドラマ版は当初、動画配信サービスの米Maxのオリジナル作品として進められていたが、数日前にケーブルテレビ放送局HBOのオリジナル作品となることが発表されていた。その影響により、同局のドラマで大きな成功を収めた二人に白羽の矢が立ったのかもしれない。

ワーナー・ブラザースのテレビ部門の責任者であるチャニング・ダンジーが以前、「まずはショーランナーを確定させること。キャスティングに取り掛かるのはそれからだ」と述べていたため、今回のショーランナー決定で企画そのものが大きく動き出すことになりそうだ。キャスティングは映画シリーズから一新されると言われているが、初登場の時は11、12歳の設定となるハリーら子どもたちの役を含め、果たしてどんな人たちが選ばれるのか。続報を待ちたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety