『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』キャスト、本家のネッド・スタークを演技の参考に

社会現象を巻き起こしたファンタジー大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のシーズン2で新たに登場するキャラクターのクリーガン・スタークを演じるトム・テイラーは、本家でショーン・ビーンが演じたネッド(エダード)・スタークの演技を参考に役作りをしたという。

ルーツを生かして“北部”の役柄をモノにする

『ゲーム・オブ・スローンズ』の約200年前の世界を描く『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のシーズン2では、ターガリエン家やラニスター家のみならず、スターク家の祖先も本格的に登場することに。22歳のトムが演じるクリーガン・スタークはウィンターフェルの城主で、“北の狼”として名を轟かせていたという役どころ。ターガリエン家の内戦が勃発する中、エマ・ダーシー演じるレイニラ・ターガリエンは息子ジェイスを彼のもとへ遣わせて北部を味方につけようとする。

本家でショーンが演じたネッドやキット・ハリントンが演じたジョン・スノウの祖先に扮することになったトムは、本家に出てきたスターク家の面々を参考に役作りをしたと説明する。

「ショーン・ビーンを大いに参考にしました。いくつか理由がありますが、そうする必要があると感じたんです。クリーガンはショーン・ビーン(ネッド)の曾曾曾曾曾祖父なので。声は多くを物語るので、クリーガンにも同じような存在感を持たせたいと思いました。ネッドとクリーガンが話している時、その両肩に力が入っているのが伝わるはずです」と役作りへのこだわりを明かした。

トムが同役のためのオーディションを受けたのは2023年の初め。名立たる製作陣を前に演技を披露した時のことを次のように回想している。「彼らは僕のアクセントにかなり驚いたようでした。おそらくアクセントを交えていなければ、役を得ることはできなかったでしょう」と話し、クリーガンの話し方を正しく表現できたことが同役獲得につながったとの考えを示している。

かねてより本家の大ファンだった友人たちは、彼が役を得たことで大喜びしたそう。父方の家族がイングランド北部のマンチェスターで生まれ育っていたことから、“北部”にゆかりのあるトム自身もキャラクターと特別な繋がりを感じたのだとか。「言うなれば、みんな北部の男なんです」と喜びを口にしている。

新シーズンお披露目直前にシーズン3への更新も決まった『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のシーズン1~2はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

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