視聴データ公表のNetflix、『ONE PIECE』らオリジナル作品の成績は?

数多くの作品を配信するNetflixがオリジナル作品の視聴データを発表。最も見られた海外ドラマとは?

視聴回数でのデータに変更

Netflixは2023年より視聴データを公表しており、このほど2023年下期の記録を発表。レポート「What We Watched」によると、2023年7月から12月までの総視聴時間は900億時間で、これは上半期と同水準だった(2023年通年で、1830億時間)。

視聴ランキングについては、上半期の視聴時間でのレポートと異なり、下半期は視聴数で記録されている。

最も視聴された映画は、ジュリア・ロバーツ主演のミステリー映画『終わらない週末』で、視聴数は1億2100万回。

一方で、最も視聴されたドラマシリーズは、『ONE PIECE』。視聴時間は5億時間を超え、総再生回数は7160万回。Netflixによると、実写シリーズがアニメ映画&シリーズの視聴も促したようで、下半期に約5000万回視聴されたという。

このレポートでは、シリーズもシーズンごとに分けて計算しており、ロングランシリーズが優位にならないように考慮されている。例えば、法廷ドラマ『SUITS/スーツ』は昨夏Netflixに登場し再び注目を集めたが、7〜12月のシーズン1の再生回数は2690万回で、21位という結果に。ちなみに、9シーズンを合算すると視聴回数は約1億4400万回で、『終わらない週末』を超える。『SUITS』以外でもライセンス作品の人気は根強く、『ヤング・シェルドン』は8830万回、『グレイズ・アナトミー』は5070万回、『ゴシップガール』は4860万回、『ギルモア・ガールズ』は4510万回という視聴数を記録している。※ライセンス作品の数字はシリーズ合算

TVシリーズの下半期2〜10位は、『汚れなき子』(5250万回)、『あなたは誰? エリン・カーター』(5010万回)、『ルパン』パート3(4970万回)、『ウィッチャー』シーズン3、(4790万回)、『セックス・エデュケーション』シーズン4(4630万回)、『ベッカム』(4390万回)、『ココメロン』シーズン8(3760万回)、『ヴァージンリバー』シーズン5(3580万回)、『リンカーン弁護士』シーズン2(3570万回)。

また、Netflixでは旧作もまだまだ健在で、『ウェンズデー』(2022年)、『レッド・ノーティス』(2021年)、『イカゲーム』(2021年)など、リリースから時間が経ったタイトルもいまだに視聴数を増やし続けているほか、英語以外のタイトルが全体の約1/3を占めており、Netflixの世界的な強さを示している。(日本語作品のシェアは5パーセントで、『幽☆遊☆白書』は1700万回だった)

(海外ドラマNAVI)

参考元:Deadline

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Photo:Netflixシリーズ『ONE PIECE』は独占配信中