2015年に公開されるやいなや、そのリアルで圧巻のノンストップ・カーアクションが世界中を席巻し、映画史を変えた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。伝説の創始者・偉大なる巨匠ジョージ・ミラー監督が再び世界に放つ、伝説のサーガ最新作『マッドマックス:フュリオサ』が、2024年5月31日(金)に全国公開となる。
ジョージ・ミラー監督のもと第88回アカデミー賞最多6部門を受賞し、映画史に輝く伝説になった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。シャーリーズ・セロンが演じた「マッドマックス」サーガ最強の戦士フュリオサの怒りの“原点”を、ハリウッド最旬の俳優として熱い視線を集めるアニャ・テイラー=ジョイと、『マイティ・ソー』シリーズでおなじみのクリス・ヘムズワースの共演で描くサーガ最新作『マッドマックス:フュリオサ』。
今回は、解禁されたファイナル予告映像から読み解くことができる、考察・予想、より深い見どころポイントをご紹介!
目次
『マッドマックス:フュリオサ』ファイナル予告
ついに公開まで3週間となった本作の期待値は日を追うごとにギアを上げ、先日行われたオーストラリアプレミアでも大盛況! それにブーストをかけるように、5月10日(金)に大迫力のファイナル予告解禁が解禁となった!
映像では、フュリオサの宿敵であるはずのディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)が、足を引きずりながら車を追いかけるシーンから始まる。彼が率いる数えきれないほどの謎のバイク集団、大迫力のドリフトなど、圧巻のカーアクションが展開される中、将軍を追い詰めるのが、顔に真っ黒なグリースを塗り、ライフルを構えるフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)。
さらに前作ファンも大興奮の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の爆走カーチェイスシーンが“逆再生”で盛り込まれる壮大な演出となっている!
また本作では、前作でも話題となったその圧倒的スケールがさらにパワーアップ! ファイナル予告の後半には、禍々しい黒いグライダーで空を飛ぶ敵との空中戦、前作でも登場した超大型トレーラーのウォー・タンクの後部に設置した秘密兵器、火炎放射器による爆炎攻撃など、息もつかせぬ怒涛のアクションが凝縮されている。加えて注目なのは、覚悟を決めたフュリオサの眼力。復讐を誓った仇に肉薄する彼女の表情に、“怒りの戦士”爆誕の瞬間を目撃することができる。
考察・予想、より深い見どころポイント
◆前作にも登場した超大型トレーラー“ウォー・タンク”がレベルアップ!
本作では車が35台、バイク型が110台、計145台の車両が登場し、カーアクションとしてその迫力は期待大! その中でも『怒りのデス・ロード』から描かれる壮絶な逃走劇の立役者“ウォー・タンク”。ファイナル予告でも、その原型モデルと思われるシルバーのタンクを巡って、想像を超える戦いが繰り広げられる。果たしてフュリオサたちは、どこへ向かっているのか?
劇中では、荒れはてた地“ウェイストランド”で繰り広げられる15分間にも及ぶ怒涛のノンストップ・アクションシーンが展開。撮影には連日200人近いスタントが参加し、なんと78日間もの期間を費やしている。
ジョージ・ミラー監督と長年タッグを組み、サーガを創出してきたプロデューサーのダグ・ミッチェル自身も「『マッドマックス:フュリオサ』は自己完結するが、タイトルだけではなく、アクションの種類や捉えられ方からも、マッドマックスの物語とリンクする。そして見たこともないようなユニークな乗り物が出てくる。本作のウォー・タンクは、時系列的には『マッドマックス 怒りのデス・ロード』よりも前の設定だが、驚くほど進化している。それはまさに要塞のようで、ウォー・ボーイズたちと完全武装して砂漠を進む。総勢52人の登場人物と200人のスタント俳優、スタントチームによるマッドマックスの典型的なアクションだよ。78日をこの撮影に費やした。」と語る。
キャスト・スタッフともに命を懸けて作り上げたカーアクションはどれほどの仕上がりになっているのか? 劇場でのIMAXや4Dなどのラージフォーマット上映で、ライド感あふれる映画体験を期待できる!
◆フュリオサが手にしている銃は…彼が持っていた、あの…!?
幼き日に“緑の地”から連れ去られ、全てを奪われたフュリオサの15年にも及ぶ“修羅の道”が描かれる本作。怒りの戦士フュリオサが、ファイナル予告でも手にするショットガンは、銃身を切り詰めた“ソードオフ・ショットガン”と呼ばれる殺傷力の高い散弾銃で、『マッドマックス』一作目から、『怒りのデス・ロード』まで、マックスが携行する、シリーズ全作に登場するアイコン的な武器だ。後にマックスへ受け継がれるこのアイコンを、なぜフュリオサが本作で手にしているのか?どこで手に入れたのか!?
◆暴君ディメンタスが肌身離さず持ち歩いているのは…“クマのぬいぐるみ”!?
マントをなびかせながら、3台のバイクをまるで戦闘用馬車“チャリオット”のように颯爽と乗りこなし、強大なバイカー軍団を従え、荒れはてた地“ウェイストランド”を牛耳ろうと目論むディメンタス。自らの言葉に酔いしれる政治家のような振る舞いは、さながらローマ帝国の皇帝気取り。
ファイナル予告でも彼が肌身離さず携帯する愛らしい“クマのぬいぐるみ”は、『マッドマックス/サンダードーム』に出てきた部族へのオマージュであり、劇中でのキーアイコンでもある。
コスチュームデザイナーのジェニー・ビーヴァンは「クマのぬいぐるみはクリス・ヘムズワース演じるディメンタス将軍の見た目の大きな部分を占めました。ディメンタスは信じられないほど理解するのが難しいキャラクターだと思いました。クマのぬいぐるみを持っているのは彼がとても傷ついたキャラクターだからだと思います」と彼の人となりの深さに言及。フュリオサの仇である暴君ディメンタスに、決して似つかわしくないぬいぐるみ。彼にとってこのアイテムはどのような存在か、劇中で明かされるのだろうか?
◆イモータン・ジョーを受け継いだ俳優ラッキー・ヒューム。役作りは“重圧”ではなく“更新”
鉄壁の要塞を牛耳る絶対的支配者イモータン・ジョー。前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でその圧倒的な存在感を示した、2020年に73歳でこの世を去ったヒュー・キース=バーンに代わってその意思を引き継いだのは、オーストラリア出身の俳優ラッキー・ヒューム。
ジョージ・ミラー監督と映画『アラビアンナイト 三千年の願い』(2022)でタッグを組むなど親交が深く、若き日のイモータン役を射止めた。「誰かがこの偉大な男を称えないといけない。私ならできると思った。しかしプレッシャーを感じたことはありませんでした。ヒュー・キーズ・バーンがすべての仕事をしてくれました。私がしなければならなかったのは、“更新”でした。改めて『怒りのデス・ロード』のブルーレイボックスの特集を見ました。ヒューが舞台裏で何をしていたのか見てみたかったからです。」と語るほど、熱心に役作りに臨んだという。
そんな若き日のイモータンの人物像とは一体…?
◆『怒りのデス・ロード』に登場した名キャラクターたちが若い姿で大暴れ!
『怒りのデス・ロード』では個性を爆発させた名キャラクターたちが多く登場。ファイナル予告では前作の傑作シーンを盛り込まれているが、本作『マッドマックス:フュリオサ』でもイモータンの息子リクタス、人食い男爵、武器将軍らお馴染みのイモータン軍団の面々が登場!
さらにディメンタス将軍軍団から新キャラクターたちも登場し劇中で大暴れする。前作よりも若い様子が描かれるキャラクターたちは、よりキレのある動きを見せてくれるのか!?
◆ファン必見のギミックが盛りだくさん!クリヘムの妻も出演!?
『怒りのデス・ロード』では各所に過去のシリーズ作にオマージュを捧げたカットや、シチュエーションが登場した。
本作『マッドマックス:フュリオサ』でも同じく、サーガのファンがニヤリとするシーンが盛りだくさん。『マッドマックス』1作目で重要な役割を演じた俳優が奇跡的に登場するらしい。さらにディメンタス将軍演じるクリス・ヘムズワースの妻であり、『ワイルド・スピード』シリーズで知られ、アクションにも定評のある女優エルサ・パタキーも出演! ファンは、ぜひ劇場で確かめて欲しい。
新たな場面写真も解禁!
あわせて今回は、さらに新たな場面写真も解禁!アニャとディメンタス将軍の関係性、シルバーボディのウォー・タンク、若きイモータン・ジョー、写真だけでも気になる点目白押しの写真だ。
フュリオサの過去や、復讐はどのような“ゴール”を迎えるのか、ますます気になる新作『マッドマックス:フュリオサ』を是非劇場でライドしてほしい!映画『マッドマックス:フュリオサ』は5月31日(金)全国ロードショー!
(海外ドラマNAVI)
Photo:『マッドマックス:フュリオサ』2024年5月31日(金)全国公開 (C) 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.