Netflix製作、『サンドマン』のスピンオフドラマ『デッドボーイ探偵社』はコミックの映像化作品となるが、原作を読む必要はあるのだろうか? 主演二人が、コミックを読んだからこそ出来た役作りなどについて語っている。
『デッドボーイ探偵社』はアメコミが原作!
『デッドボーイ探偵社』の原作者は、人気ドラマ『グッド・オーメンズ』や、『アメリカン・ゴッズ』などの原作者として知られるニール・ゲイマンとマット・ワグナーで、物語の主人公は、幽霊の少年エドウィン・ペインとチャールズ・ローランド。
二人は霊能力を持つ少女と協力し、不可思議な依頼人のために奇怪な事件の解決に挑む。だが、恐ろしい魔女に目を付けられた三人は、厄介な事態に巻き込まれてしまう……。
米Comicbook.comの取材に、エドウィン役のジョージ・リクストリューとチャールズ役のジェイデン・レヴリが応じ、いかに原作が役作りに影響を与えたかを語った。
「俳優として最高でしたよ。普通は原作になるのは脚本で、大抵、映画化の場合は小説だと思います。すごくラッキーだったのは、出演が決まってすぐにDCコミックスが親切にも、1991年の『サンドマン』からトビー・リット&マーク・バッキンガムによる2014から2015年の『デッドボーイ探偵社』の全コミックシリーズを送ってくれたんです」と回想。
脚本や小説の代わりにコミックが読めたと喜ぶあたり、いかにも若者俳優といったコメントだ。
ジョージはコミックを読んだ上での役作りについて、「製作チームのおかげでコミックから色々な要素を取り入れて、イースターエッグもあったし、もちろん、自分たちの持ち味も入れようと努めました」と答えている。
そのようにチャールズが、「コミック版に僕らなりのちょっとしたアレンジを加えて、このワイルドで奇妙な世界を作り上げたんです」と付け加えた。
原作を読んだことは、明らかに二人の役作りの助けとなったようだが、Netflixの視聴者は、『サンドマン』を事前に観賞したり、コミックを読んでおいた方がよいのだろうか?
その質問にはショーランナーのスティーヴ・ヨッキーとベス・シュワルツが、「番組のために下調べをする必要はないと思うし、そのほうが楽しいんじゃないかな」と回答。
人によって異なるかもしれないが、『デッドボーイ探偵社』を観て興味が湧けば『サンドマン』を視聴したり、コミックを読んだりしてもいいだろうと提案した。
『デッドボーイ探偵社』は、4月25日(木)よりNetflixで独占配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:Courtesy of Netflix © 2024