『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』フランキー役、原作を未読だったと告白

“ミステリーの女王”ことアガサ・クリスティーの小説をドラマ化した『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』に主演するルーシー・ボイントン(『ボヘミアン・ラプソディ』)が、脚本を手にする前に原作を未読だったと告白している。

『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』ルーシー・ボイントンとヒュー・ローリーが語る

全3話となる本シリーズは、崖下に転落した男から、「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」という最期の言葉を託された主人公ボビーが、幼なじみのフランキーとともに事件の捜査に乗り出すというストーリー。

米Varietyのインタビューに、フランキー役のルーシーと、『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』の主演で知られ、脚本・製作総指揮・出演を兼任したヒュー・ローリーが応じた。

ヒューはクリスティーの原作に対する愛について、「この作品を愛してやまないのは、中心となるミステリーの仕掛けとキャラクターが見事に融合しているからで、彼女の小説の中でも最高傑作の一つだと思います。初めて読んだ時のことを思い出すだけで、今でもゾクゾクしてしまうんです。謎が明らかにされる方法が美しいんですよ」と絶賛している。

対するルーシーは、ヒューが執筆した脚本を手渡されるまで原作を読んだことがなかったと告白しつつ、「(それでも)フランキーに夢中になりました。彼女のようなキャラクターを読んだことがなかったんです」と回答。

ヒューのように、アガサ・クリスティーの大ファンというほどではなさそうだが、かなり役に共感を抱いたと述べている。

「彼女はすごく地に足が着いていて、若い女性であるという現実とともに、しっかりと不屈の精神と機知も描かれています。彼女は自分自身のことをよく分かっているんです。つまり、自分が善意と善良な心を持っていることを知っているからこそ、自信を持って行動できるんです」と、フランキーについて分析した。

続けてヒューはドラマ化に当たり、特にこだわった点にも言及。視聴者が、死にゆく男が最後に遺した言葉が何を意味していたのかを知る、物語の最後の展開に気を配ったのだという。

「それは自分にとって、全体の中心にあるダイヤモンドのような存在でした。編集室に座って、ルーシーが特定のシーンを演じて去っていくのを見ることが出来て、かなりスリルと安堵を感じました。何十年も前に読んだ時に、自分が読者として感じたことを、彼女がキャラクターとして感じているのを見て、首の後ろがゾクゾクしました。そんな結果を得られてワクワクしたし、正しく描けたと思っています」と回顧。かなりラストの仕上がりに満足しているようだ。

ボビー役を演じるのは、『メイズ・ランナー』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』などで知られるウィル・ポールター。ルーシーの両親役で、『ハワーズ・エンド』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたエマ・トンプソン、『ゴヤの名画と優しい泥棒』などのジム・ブロードベントが出演している。

『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』は、Amazon Prime Videoの追加チャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」で配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:© Agatha Christie Productions Limited MMXXII