WOWOW とアメリカの Max(旧 HBO Max)の日米共同制作で贈る『TOKYO VICE』シーズン2。4月の放送に先駆け、2024年3月21日(木)に特別試写&舞台挨拶を実施。アンセル・エルゴートや渡辺謙ら豪華キャスト陣が集結した。
『TOKYO VICE』シーズン2
ハリウッドスタッフと日米のキャスト陣によって、“世界で最も撮影が難しい都市”東京とその近郊で撮影された超大作ドラマシリーズ『TOKYO VICE』。
舞台は1990年代の東京アンダーグラウンド。日本の大手新聞社に就職したアメリカ人青年ジェイクは、警察担当記者となり特ダネを追いかけるうちに、ヤクザ絡みの事件を手練で解決する刑事、片桐と出会う。
シーズン1のラストは、登場人物たちそれぞれがショッキングな展開を迎えるというクリフハンガーで幕を閉じた。来たるシーズン2では、ジェイクは東京の犯罪の裏社会により深く入り込んでいき、自分自身や身近な人々の命が恐ろしい危機にさらされていることに気づく。夢や希望ものみ込まれる東京のアンダーグラウンドで、生き残れるのは誰か…。
『TOKYO VICE』シーズン2 舞台挨拶【レポート】
このたび、アンセルが来日。本作の特別試写上映前に行われた舞台挨拶に通訳なしで登壇。アンセルのほかには、片桐役を務めエグゼクティブ・プロデューサーも兼任した渡辺謙、ほかシーズン1から続投の菊地凛子、笠松将。そして、本シーズンから新たにキャストに加わった窪塚洋介、真矢ミキら豪華キャストが集結した。
アンセルは、「このキャストとステージに立ててうれしいです。このキャストに入れてもらうのは光栄です。」と、流ちょうな日本語で挨拶をした。「すごい俳優さんがいます。宝塚の大スター真矢ミキ、笠松将さんも…」と一人ひとり紹介しようとすると、渡辺から「全員紹介するの?」とツッコミが。
本作から作品に加わる窪塚は「こんばんは。サミュエル・L・ジャクソンです」とボケ、またも渡辺が「ややウケじゃない」とツッコミ。「並ぶとつい自分がサミュエル・L・ジャクソンなんじゃないかって思えるような、豪華なメンバーと並べて光栄です」と語った。
そして、真矢は「シーズン2に出られるとは知らず、シーズン1にハマっていた一人です。今回、出演が決まった時にシーズン1を見直したんですが、途中から自分が出ることを忘れてまたハマっていました」と、出演前から本作のファンだったことを明かした。
劇中に東京の夜景が数多く登場することにちなみ、ステージ背後の黒幕がオープンし、煌びやかな夜景が登場! 渡辺は「タイトルバックですよね! このまま作品が始まっちゃうんじゃないかと思うくらい」と、感想を明かした。
『#TOKYOVICE Season2』特別試写会
アンセル・エルゴートが来日🇯🇵
イベントには通訳なしでの登壇!東京の夜景を見て日本語でコメント🌃 pic.twitter.com/Qp46RWRiFR
— 海外ドラマNAVI (@dramanavi) March 21, 2024
アンセルは「東京は本当に最高です。私の出身はニューヨーク市。とても違う街ですけど、東京が好きすぎて第二の故郷になりました。今も僕の家族が来てくれました」と東京愛をつづった。緊張から途中、言葉に詰まるも「日本語(の勉強)4年前に始まったから…。ごめん!」と、フォローした。
撮影中のエピソードについて聞かれると、アンセルは「田中光輔が演じるティンティンっていう役がいます。シーズン2には、ティンティンが新しい趣味でケーキとかクッキーを焼くシーンがあります。本当に焼いてくれて、おいしかった。演技では、おいしくないけどジェイクは友達にやさしいから『おいしいですね!』って言うシーンになりました」と、ジェスチャーを交えて説明し、会場を笑いに包んだ。
本シーズンについて、前シーズンとの違いについて聞かれると、渡辺は「シーズン1のときはまだコロナ禍で、我々に近づけるのはヘアメイクと衣装だけ。監督、助監督以外のスタッフとは話もできないような状態で撮影をしていた。今回はそういう制約が取れたので、みんなで冗談を言いながら楽しい撮影になりましたね」と、現場の雰囲気について語った。
菊地は「シーズン2は本当にいろんなスタッフに囲まれて撮影する感じでしたね。ただ、カメラの前に立つとどうしても妙な緊張感があって。英語であるとか韓国語であるとか、そういったセリフのこともありますけど、独特の張りつめた緊張感が本作にはあって、それを楽しめるようになれたらいいなって思いながら撮影に臨んでいました」と、カメラ前の空気感に言及した。
笠松は「シーズン2も一生懸命やることは変わらない中でも責任感みたいなものが芽生えました。窪塚さんとのシーンがめちゃくちゃ多いんですけど、超楽しかったですね。シーズン1は孤独なんですけど、本シーズンでは窪塚さんがいてくれたので頑張れましたね」と話し、窪塚との仲の良さが伺えた。
自身の役作りについて、窪塚は「僕がやらせてもらった役っていうのは、どうしようもない鬼畜というか、ひどいやつなんですね。僕が今までやった役の中で多分1番自分の遠いところにいる役で、結構気負いもあったし、不安もあって。最初の本読みのあと、タバコ吸ってたら謙さんがきてくれて、『芝居しなくていい。お前はそのまんまで葉山なんだから』って言われて、あんまうれしくねえ!という思い出があります」と話し、笑いを誘った。
渡辺と窪塚は、『池袋ウエストゲートパーク』以来の共演。20年以上の時を経たが「今回も刑事と不良だね」と渡辺が話し、「ここでお会いできてうれしかったです」と窪塚も感動を語った。
真矢は、渡辺やアンセルとのシーンが中心だったそうで「とにかく(渡辺に)ひるむと思って。私、意外とひるむんですよ(笑)だから半年以上謙さんを待ち受けにして慣らしていました」と、プライベートでの役作りについて笑いを交えながら話した。
イベントの最後には、3月14日に30歳の誕生日を迎えたばかりのアンセルにバースデーサプライズ! 「現場で3回誕生日をお祝いしてもらったのにもう一回!」と喜びを隠せない様子のアンセル。ジェイクの顔のプリントに気づき「うれしいです。本当にありがとう」と感謝をつづった。
『#TOKYOVICE Season2』特別試写会
イベントの最後には3月14日に30歳を迎えたアンセル・エルゴートにケーキ🎂のバースデーサプライズ
イチゴをつまみ食いして「日本のイチゴは本当においしいですね!」とご満悦🍓 pic.twitter.com/hBlHYfzrGe
— 海外ドラマNAVI (@dramanavi) March 21, 2024
「日本のイチゴは本当においしいです」とアンセルがイチゴをつまむ場面も。記念写真の撮影後は、アンセルが笠松にイチゴを食べさせたり、ほかのメンバーもイチゴをつまんだりと、賑やかなままイベントは幕を閉じた。
『TOKYO VICE』シーズン2 放送・配信
ハリウッド共同制作オリジナルドラマ『TOKYO VICE』シーズン2は、WOWOWにて4月6日(土)スタート。毎週土曜日21:00放送・配信(全10話)。WOWOWプライム、WOWOW4K、WOWOWオンデマンドで第1話無料放送。
また、WOWOWオンデマンドでは『TOKYO VICE』シーズン1(全8話)が配信中。
(海外ドラマNAVI)