『グッド・ワイフ』新スピンオフは『刑事コロンボ』と同じ構造!アリシアの登場は?

先日、本国アメリカで解禁された『グッド・ワイフ』の新たなスピンオフ『Elsbeth(原題)』。本家にゲストとして何度か出演しており、この度主演を務めるキャリー・プレストンが米Entertainment Weeklyのインタビューに応じ、同作は『刑事コロンボ』と同じ構造だと語った。さらに、ジュリアナ・マルグリーズ演じる本家の主人公アリシアをはじめとした同フランチャイズのキャラクターがこのスピンオフに登場する可能性について、米TV Lineが伝えている。

リーガルドラマではなくコミカルな犯罪捜査ドラマ

『グッド・ワイフ』とそのスピンオフ第1弾『グッド・ファイト』に登場したエルズベス・タシオニを主人公にした新スピンオフ『Elsbeth』は、米CBSにて2月29日に放送開始。キャリーが同役で続投するこの作品では、本家の舞台であるシカゴからニューヨークへと場所を移し、弁護士時代の経験を活かしてNYPDの事件捜査のために協力するエルズベスの姿が描かれる。

「彼女は驚きと好奇心、そして喜びに満ちあふれている」とエルズベスについて話すキャリー。続けて「(クリエイターのロバート・キングとミシェル・キングは)『刑事コロンボ』の構造を借りてこの作品を作ったの。つまり誰が犯人なのかを視聴者は分かっているけれど、殺人犯とエルズベスの追いつ追われつの展開を見る楽しみがあるということ」と解説。「彼女は、犯罪者がどのように犯行を行ったのかを組み立てていくの。誰がやったかではなくて、どのようにやったかを。彼女のやり方はものすごく型破りだから、犯罪者は彼女のことを過小評価していてしっぺ返しを食らうの」と作品の楽しみ方を明かした。

「この作品の素晴らしい点は、同フランチャイズのほかの作品とは異なる新しいエネルギーをもたらしているということ。『グッド・ワイフ』と『グッド・ファイト』はドラマだったけど、この作品ではエルズベスがそこに少しコメディの要素を加えているの」と、エルズベスという独特のキャラクターだからこそ実現した作風の変化を評価したキャリー。「ゲスト出演している素晴らしいキャストたちもみんなすでにこの作品に魅了されているのよ。脚本の中身がとても豊かだから」と、出演者が作品に対して抱いている感想も明かした。

犯人役に有名俳優が使われることも多かった『刑事コロンボ』と同じく、ゲスト出演が豪華なのはキャリーの言葉通り。『トゥルーブラッド』でキャリーが長年一緒に仕事をしたスティーヴン・モイヤーをはじめ、『モダン・ファミリー』のジェシー・タイラー・ファーガソン、『アリー・myラブ』のジェーン・クラコウスキー、『クワンティコ』のブレア・アンダーウッドなどが参加している。

気になるのは、ジュリアナ演じるアリシアといったシリーズおなじみのキャラクターが登場するのかということ。クリエイターのミシェル・キングは、「シカゴのみんなのことを考えているけれど、彼らが近いうちにニューヨークへ向かうことを期待しているわけではない」と可能性が低いことを示唆。「エルズベスは単身でニューヨークにいる。それが楽しい部分でもあり、彼女自身もその状況に満足しているの。自分だけで楽しんでいるのよ」と話した。

キャリーも「これは明らかに『グッド・ワイフ』でも『グッド・ファイト』でもない。独立した世界なの。もっと軽くてコメディっぽい性質のね」と話しており、本家との絡みは期待できなそうだ。

『グッド・ワイフ』全7シーズン、『グッド・ファイト』シーズン1~5はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly米TV Line

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