海外ドラマのシーズン1にいなかったのに主役級へ成長したキャラクター【8選】

人気ドラマには魅力的な登場人物が欠かせないが、そんなキャラクターたちの中には実はシリーズ開始当初はいなかった人も少なくない。シーズン1に出ていない途中参加にもかかわらず、徐々に存在感を増していき、メインキャラの一人と言えるほどの地位を手にしたキャラクターをご紹介しよう。

海外ドラマに登場する自閉スペクトラム症のキャラクター【5選】

映画やドラマシリーズで多様性を重要視する近年の動きから、海外ドラマには自閉スペクトラム症のキャラクターも数多く登場するようになった。そんな、視聴者に大きな印象を残した自閉スペクトラム症のキャラクターを米Movie Webが取り上げているので、それを参考に5人を紹介したい。 『コミ・カレ!!』のアベッ...

『24 -TWENTY FOUR-』クロエ・オブライエン

演者：メアリー・リン・ライスカブ
初登場エピソード：シーズン3第1話「13:00 - 14:00」
通算出演話数：138話／204話（全8シーズン＋『リブ・アナザー・デイ』）

途中参加から大きく出世した印象が特に強い一人は、日本でも一世を風靡した『24 -TWENTY FOUR-』のクロエだろう。CTUの新スタッフとしてシーズン3で初登場した際は、チェイスの知り合いでPCには強いが空気の読めない同僚という微妙な立ち位置だったが、徐々にジャックの信頼を得ていき、シーズン4で開花。車の中でテロリストに追い込まれた末にライフルを手に取って反撃、一人で撃退した。

そしてシーズン5からレギュラーに昇格。ジャックに毎回無理難題を吹っ掛けられながらも、5分あればどんなシステムも突破する技能を発揮し、彼が追われる立場となっても支え続けた。以降は毎シーズンに登場し、本シリーズ終了後に制作された続編『リブ・アナザー・デイ』にも参加。そこではCTUを離れてハッカー集団に所属、CIAに拘束されてしまったクロエをジャックが救出しており、最後まで二人の絆の強さを見せつけた。

キャラクターの死亡率が高かったこともあり、『24』全8シーズンで出演話数が3桁に達したのは3人だけだが、192話でトップのジャック役キーファー・サザーランドに続いて、126話で堂々の2位にクロエ役のメアリーが入っている（3位はトニー役のカルロス・バーナードで114話）。

『CSI：科学捜査班』デヴィッド・ホッジス

演者：ウォレス・ランガム
初登場エピソード：シーズン3第11話「殺しのレシピ」
シリーズ通算出演話数：247話／337話（全15シーズン）

態度がデカいからという理由でロスから追い出されてラスベガスにやってきた初登場の頃から、嫌味だが仕事はできる分析官。上司のグリッソムには「大将」などと呼んでおべっかを言うこともあり、周囲から好かれていなかったが、同作のファンであるクエンティン・タランティーノが監督を担当したシーズン5のエピソードで活躍。拉致されたニックの居場所につながる重要な手掛かりを発見した。ワインが好きで様々な香りをかぎ分けることができたり、マジシャン並みにトランプを起用に扱ったり、イタリア語を話せたり、と多種多様な特技の持ち主。

シーズン8でレギュラーに昇格。分析官のリーダー的存在として周りを引っ張るだけでなく、現場に出ることも増えていく。徐々に恋愛要素も盛り込まれるようになり、分析官仲間のウェンディや捜査官のモーガン、美人なイタリア人婚約者とのキスシーンも披露し、いつの間にかモテ男に！？

ホッジス役のウォレスの総出演数は247話と、シーズン1に出ていなかったキャストとしては最多。続編『CSI：ベガス』のシーズン1にもグリッソム役のウィリアム・ピーターセンらとともに姿を見せていた。

『ウォーキング・デッド』ミショーン

演者：ダナイ・グリラ
初登場エピソード：シーズン3第1話「厳しい冬を越えて」
シリーズ通算出演話数：126話／177話（全11シーズン）

原作コミックの時から日本刀を持ち高い戦闘能力を誇るミショーンは人気キャラクターだったため、シーズン3で初登場した時からゲストではなくレギュラー扱い。ドラマでも人気を博し、原作とは異なり主役のリックと恋に落ちて子どもももうけた。

総出演数は6番目に多い126話（トップ5は上から順に、ダリル役のノーマン・リーダス、キャロル役のメリッサ・マクブライド、マギー役のローレン・コーハン、ロジータ役のクリスチャン・セラトス、ユージーン役のジョシュ・マクダーミット）。ちなみにリック役のアンドリュー・リンカーンは全体8位（121話）。先日始まった新たなスピンオフ『ウォーキング・デッド：ザ・ワンズ・フー・リブ』では、リックとともに主役を務めている。

『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』カスティエル

演者：ミシャ・コリンズ
初登場エピソード：シーズン4第1話「天使降臨」
シリーズ通算出演話数：146話／327話（全15シーズン）

ディーンを地獄から連れ戻す役割で初登場した天使のカスティエル。ディーン＆サムのウィンチェスター兄弟の前に現れた当初は、ほかの天使のように人間に対して傲慢な面があったが、次第に神に対して疑問を持つようになり、兄弟の大事な仲間へとなっていく。その一方、騙されやすい性格でたびたびトラブルを巻き起こす。

カスティエル役のミシャは、初登場のシーズン4ではゲスト出演。シーズン5で一旦レギュラーに昇格したが、シーズン7・8は再びゲスト出演に。だが、シーズン9以降はレギュラーに復帰。総出演話数は、兄弟役のジェンセン・アクレス、ジャレッド・パダレッキ以外では唯一の三桁となる146話。

『ゲーム・オブ・スローンズ』ブライエニー

演者：グウェンドリン・クリスティー
初登場エピソード：シーズン2第3話「鉄の決意」
シリーズ通算出演話数：42話／74話（全8シーズン）

女戦士のブライエニーは、初登場の武術大会でロラス・タイレルを倒してレンリー・バラシオンの護衛〈王の盾〉の一員に。ひそかに思いを寄せていた彼が兄のスタニスによって殺されると、キャトリン・スタークに忠誠を誓い、彼女の娘たちを探しに出る。ジェイミー・ラニスターとともに囚われの身となっていた時に彼と心を通わせたが、最終的に彼がサーセイを見捨てられなかったことから、この恋も悲しい結末に。最終的には〈王の盾〉の総帥となり、ティリオンやダヴォス、ブロン、サムとともに小議会を形成するまでに昇りつめる。

ブライエニー役のグウェンドリンはシーズン4でレギュラー昇格。キャラクターが非常に多いこともあって、総出演話数は12位タイの42話と決して多くはなかったが、シーズン1に出ていなかったキャストとしてはダヴォス役のリーアム・カニンガムと並んで最多。

『クリミナル・マインド』デヴィッド・ロッシ

演者：ジョー・マンテーニャ
初登場エピソード：シーズン3第6話「伝説のプロファイラー」
シリーズ通算出演話数：284話／334話（シーズン1～16：継続中）

シーズン1からBAUのリーダーを務めていたギデオンがシーズン3序盤でチームを離れたことを受けて、彼の親友でありBAUの共同創設者であるロッシがチームに加入。経験と知識にあふれ、柔軟な対応力ですぐさま頼れる存在になっていく。シーズン10で連続殺人犯のドニー・マリックがギデオンをも殺した際には、マリックを挑発して射殺、親友の仇を討った。

ロッシ役のジョーは、ガルシア役のカーステン・ヴァングスネス、リード役のマシュー・グレイ・ギュブラー、JJ役のA・J・クックに次いで、4番目に多い284話に出演。「エボリューション」というサブタイトル付きでよみがえったシーズン16にも続投し、来たるシーズン17にも参加することが決まっている。

『ビッグバン★セオリー』エイミー・ファラ・ファウラー

演者：メイエム・ビアリク
初登場エピソード：シーズン3第23話「春来たる？ギークなボクにも恋愛法則」
シリーズ通算出演話数：203話／279話（全12シーズン）

ラージとハワードが面白半分でシェルドンを出会い系サイトに登録した結果、見つかった相手として初登場したエイミー。シーズン3最終話のラストで出てくるとすぐさま翌シーズンからレギュラーに。シェルドンにぴったりな相手としてはじき出されただけあって彼のように頭でっかちなところはあるが、人と触れ合うことが苦手なシェルドンと少しずつ関係を築いていく。“シェイミー（シェルドンとエイミー）”のカップルは、シェルドンの身勝手な言動が原因で一旦破局するものちに復縁。同棲を経て、結婚した。

203話の総出演話数は全体7位。シェルドン役のジム・パーソンズ、レナード役のジョニー・ガレッキ、ペニー役のケイリー・クオコ＝スウィーティング、ハワード役のサイモン・ヘルバーグ、ラージ役のクナル・ネイヤー、バーナデット役のメリッサ・ローチとともに、200話以上に出演している7人のうちの一人。

『LAW & ORDER』ジャック・マッコイ

演者：サム・ウォーターストン
初登場エピソード：シーズン5第1話「セカンドオピニオン」
シリーズ通算出演話数：405話／493話（シーズン1～23：継続中）

米NBCにて1994年に始まったシーズン5で、前シーズンをもって去ったオリジナルキャストのベンジャミン・ストーンに代わって登場。当初のマッコイは地方次長検事だったが、シーズン18で地方検事に昇格。正義感が強く、汚職や不正、虐待に特に厳しい彼は、時には強引な手法を取ることも。

2010年にシーズン20をもって一旦終わったシリーズが2022年に復活すると、引き続きチームメンバーとして続投。今年2月22日に本国で放送されたシーズン23第5話「Last Dance（原題）」で去った。マッコイ役のサムの総出演話数は歴代のキャスト唯一の400話超え（405話）。『ホミサイド／殺人捜査課』や『LAW & ORDER：性犯罪特捜班』にも同役で出演しており、まさにシリーズの顔だった。

『LAW & ORDER』最多出演キャストが降板へ。後任は死んだはずのあの人！

米NBCにて1990年から放送されると20シーズン以上続くロングランシリーズとなり、数々のスピンオフも生み出してきた人気ドラマ『LAW & ORDER』。同シリーズで400話以上に出演してきた地方検事ジャック・マッコイ役のサム・ウォーターストンが降板することが分かった。米Deadlineなど複数のメ...

（海外ドラマNAVI）