第81回ゴールデン・グローブ賞で最多5部門受賞、第96回アカデミー賞で作品賞をはじめ最多13部門にノミネートされているクリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』。3月29日（金）からの日本公開に先駆けて、日本版オリジナル予告編とポスターが完成した。
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世界を滅ぼす力を人類に与えた男
本作は、第二次世界大戦下で世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話にもとづき描いている。ノーランが監督、脚本を担当し、キリアン・マーフィ、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーら豪華キャストが共演。昨年7月21日より全米公開された同作はこれまでの世界での興行収入が9億5000万ドル（約1425億円）超に上り、これは実在の人物を描いた伝記映画として歴代最高記録だ。
そんな『オッペンハイマー』の日本版オリジナル予告編が到着した。ナレーションを務めるのは、ノーラン監督とは『バットマン ビギンズ』、『インセプション』で組んだ渡辺謙。
世界の運命を握ると同時に、世界を破滅する危機に直面するという矛盾を抱えたオッペンハイマーの独白、そしてオッペンハイマーの師ニールス・ボーアの「君は人類に滅ぼす力を与えた。この世界には早すぎた」というセリフからも、一人の天才科学者の創造物が世界に与えた影響を感じさせる予告編になっている。
同時に完成した日本版ポスターは、「マンハッタン計画」が進められた場所、ニューメキシコ州ロスアラモスの砂漠に建てられた鉄塔を背後に、オッペンハイマーがスーツにトレードマークの帽子という姿で立っている。
第二次世界大戦下にアメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加したJ・ロバート・オッペンハイマーは、優秀な科学者たちを率いて世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するように。冷戦、赤狩り――激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆく。
『オッペンハイマー』は3月29日（金）より全国ロードショー。（海外ドラマNAVI）
