大人気ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』のジム・モリアーティ役で知られるアンドリュー・スコットが主演する新作ドラマ『Ripley(原題)』のファーストルック画像が届いた。米Entertainment Weeklyが伝えている。
アラン・ドロン、マット・デイモンが演じた役に挑戦
Netflixの新作ドラマ『Ripley』の原作は、米作家パトリシア・ハイスミスの人気小説「トム・リプリー」シリーズ。トム・リプリーは詐欺や殺人を犯すアンチヒーロー的なキャラクターで、全5作ある小説シリーズの1作目を元に、1960年にアラン・ドロン主演映画『太陽がいっぱい』、1999年にはマット・デイモン主演映画『リプリー』が制作されているが、今回のドラマ版では5作すべてを映像化するという。
今回のドラマ版でアンドリューは、1960年代のニューヨークで詐欺師としてなんとか生計を立てるトム・リプリー役で主演。富豪の息子、ディッキー・グリーンリーフを連れ戻すために雇われたリプリーはイタリアへ向かうことになるが、この仕事を引き受けたことで、策略と詐欺、殺人にまみれた複雑な人生へと踏み出すことになる。共演は、『ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン』のジョニー・フリン、『エイリアニスト』のダコタ・ファニング。
8話構成のリミテッドシリーズで脚本・監督を務めるのは、映画『ブラックホーク・ダウン』や『ギャング・オブ・ニューヨーク』でペンを執り、米HBOのミニシリーズ『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』でクリエイターを務めたスティーヴン・ザイリアン。
この度公開されたファーストルック画像では、車の後部座席に座っていたり、イタリアらしき場所でバルコニーから海を眺めたり、ホテルのそばを歩いたりするトム(アンドリュー)の姿を見ることができる。これらの画像はいずれも白黒だが、本編もカラーでなく白黒なのかは不明だ。
『Ripley』はNetflixにて2024年にリリース予定。アンドリューのほかの作品としては、山田太一作の長編小説「異人たちとの夏」(新潮社刊)を映画化した『異人たち』が4月19日(金)に公開予定だ。(海外ドラマNAVI)