『CSI:ニューヨーク』『クリミナル・マインド 国際捜査班』ゲイリー・シニーズ、軍人支援で殊勲賞

『CSI:ニューヨーク』や『クリミナル・マインド 国際捜査班』などで知られるゲイリー・シニーズが11月17日(金)、退役軍人のNPO法人「Heroes Linked」から殊勲賞を授与された。米Deadlineが伝えている。

『クリミナル・マインド』ファミリーで軍人を支援

「Heroes Linked」はビバリーヒルトンホテルで毎年ガラを開催しており、退役軍人やその家族、日常生活に戻ろうとする軍人や“ゴールドスターファミリー”と呼ばれる殉職した軍人の遺族を、住居の確保や大学進学の助成金援助によって支援している。

長年にわたり軍人や退役軍人を擁護してきた功績を称えられたゲイリー。そのプレゼンターは、昨年に同賞を与えられた『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のデヴィッド・ロッシ役で知られるジョー・マンテーニャが務めた。二人は戦没者追悼記念日を称えてワシントンD.C.で毎年開催されるナショナル・メモリアルデー・コンサートで揃ってホストを務めたこともある。

ゲイリーは2011年、退役軍人や初期対応に当たるファースト・レスポンダーを支援するための慈善団体「ゲイリー・シニーズ・ファウンデーション」を設立。重傷を負った兵士が住みやすい家を用意したり備品を提供したりトレーニングを行ったりといった形でサポートしてきた。

「Heroes Linked」のエグゼクティブ・ディレクターであるジェームズ・コルバートは声明で「ゲイリーはハリウッドでよく知られたスターというだけでなく、我が国の英雄たちの幸福のために献身的に尽力する擁護者でもあります。彼はたゆまぬ努力を通じて退役軍人や現役軍人にとっての支援の光となり、国に仕えている人々の心に消えることのない痕跡を残しました」と授与する理由を説明した。

ゲイリー自身は入隊歴はないものの、1994年の映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』で戦闘によって車いす生活になるダン中尉を演じてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされている。その後も、『CSI:ニューヨーク』で演じた主任マック・テイラーが元軍人というキャラクターだったり、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に出てくるスミソニアン博物館でヒドラと戦ったバッキー・バーンズを称えるナレーションをゲイリーが担当していたりと、軍や愛国心に関連した役柄に関わることが多い。チャリティーイベントではバンドとともに自らベースを弾いて盛り上げることもあり、様々な方法で貢献しているようだ。

(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline