ジュリアナ・マルグリーズが『ザ・モーニングショー』で後悔していることとは?

人気リーガルドラマ『グッド・ワイフ』の主演で知られるジュリアナ・マルグリーズが、Apple TV+の人気ドラマ『ザ・モーニングショー』で演じる役について後悔していることを明かした。米Varietyが伝えている。

自身の役が着けていたアクセサリーは正しくない?

『ザ・モーニングショー』にシーズン2より加わったジュリアナは、同性愛者のニュースキャスター、ローラ・ピーターソンを好演し、シーズン3にも続投している。

ユダヤ系アメリカ人であるジュリアナは、反ユダヤ主義の問題について語り合うイベント「Variety Hollywood & Antisemitism Summit」に参加し、『ザ・モーニングショー』で自身が演じるローラに、ユダヤ教とユダヤ民族を象徴する“ダビデの星”のネックレスではなく、十字架のネックレスを身に着けさせたことを後悔していると語った。ダビデの星は、二つの正三角形を逆に重ねた六芒星(ヘキサグラム)の形をしており、ユダヤ人国家であるイスラエルの国旗にも使われている。

ジュリアナはローラ役の衣装合わせで衣装デザイナーから十字架のネックレスを着けられたことについて「よく考えなかった」と明かし、こう想いを語った。「私は十字架のアクセサリーを身に着けて、キャラクターは人気を博しました。翌シーズン、私が楽屋へ行くと十字架のネックレスが置いてありました。あれ(ハマスによるイスラエルへの攻撃)が起こって以来、私は学校向けのホロコースト教育プログラムを始めたので、“もしローラ・ピーターソンがダビデの星を着けていたら、どうなっていただろう?”と思うようになりました。なぜ私は、“ちょっと待って。どうして十字架なの?”と言わなかったのでしょう?」と述べ、自身の言動を悔いているようだ。

さらにジュリアナは、「TVで登場人物がダビデの星を身に着けたことはありません。そのことを後悔しているし、お詫びしたい。今後はもっと気をつけるつもりです。十字架を身に着けることは容易なのに、なぜダビデの星を身に着けるのは難しいのでしょうか?」と問いかけた。

今回の件を受け、きっとジュリアナは今後の出演作でユダヤ系のキャラクターを演じる際には、そうした詳細にも気を配り、自身の文化や体験を反映させた役作りに取り組むのではないだろうか。

『ザ・モーニングショー』シーズン3はApple TV+にて毎週水曜日に新エピソードが配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

Photo:Apple TV+オリジナルドラマ『ザ・モーニングショー』