2015年に公開された1作目を皮切りに、今月22日(金)には4作目となる最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』も公開される大人気の『ジョン・ウィック』シリーズ。その前日譚となるスピンオフドラマにベテラン俳優のメル・ギブソン(『リーサル・ウェポン』シリーズ)がキャスティングされた理由を、クリエイターが語った。米TV Lineが報じている。
私生活がお騒がせなメルの俳優として評価される点
映画4作目と同じく9月22日(金)よりAmazon Prime Video(アマゾンプライム)で配信される『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』は、映画『ジョン・ウィック』でウィンストン・スコットが支配人として君臨し、殺し屋たちの聖域として重要なアイコンであり、そしてシリーズの中心とも言える、コンチネンタルホテル・ニューヨークの起源を探る物語。メルの役どころは、ウィンストンよりも前にコンチネンタルホテル・ニューヨークの支配人を務めており、幼少期のウィンストンとその兄フランキーの犯罪における師匠でもあるコーマック。そんなメルが出演するにあたっての経緯を、製作総指揮で全3話のうち第1話・第3話の監督も務めるアルバート・ヒューズ(『フロム・ヘル』)は以下のように語った。
「いつもの(キャスティング)プロセスだった。ハリウッドでは一つの役に対して5人くらいの俳優の名前が挙がるのが常で、その後、誰が都合がつくか、誰がいい反応をするか…などを計画的に見ていくんだ」
『ブレイブハート』でアカデミー賞の作品賞・監督賞を手にしているメルだが、これまで反ユダヤ主義、人種差別、同性愛嫌悪、家庭内暴力、飲酒運転といったことを報じられてきた。だが、ヒューズやライオンズゲート・テレビジョン・グループとピーコック/NBCユニバーサルの代表は、この役にメルを起用することで合意した。
ヒューズは「私生活のことは、私が立ち入るところではない」と語る。「私は『リーサル・ウェポン』や『マッドマックス』でのとても情熱的な(メルの)演技を観て育ったんだ。彼には、シャイア・ラブーフやトム・クルーズ、トム・ハーディと同じ資質がある。見た途端、その役に説得力を与えられることだ。例えば、『トランスフォーマー』のシャイアを見れば、“彼はこの世界に入り込んでいる”と思える。メルにはそれがあるんだ。私生活のことは、私が立ち入るところではない。私はただ自分の仕事をし、俳優でもスタッフでも自分が何をしているかを分かっている人を評価しようとしているだけだ」
『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて9月22日(金)より配信。(海外ドラマNAVI)
参考元:米TV Line
Photo:『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』© Lionsgate