『ウォーキング・デッド』製作会社、フジテレビとタッグの新作でパンデミック後の世界を描く

米AMCの大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』の製作会社Skyboundがフジテレビとタッグを組み、SFグラフィックノベル「Heart Attack(原題)」をドラマ化することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

遺伝子治療で変異体の子どもが誕生し…

グラフィックノベルのストーリーを担当したのは、ビデオゲーム『モータルコンバット』シリーズなどで知られるショーン・キッテルセン。アートはエリック・ザヴァツキが手掛けている。

原作の舞台は、遺伝子治療により米国人たちが病気から救われたパンデミック後の世界。その治療によってあまりにも特異な力を持つ“変異体”の子どもたちが生まれるが、政府は彼らの人権を否定する。そんな世紀末的な世界で、異なる背景を持つ二人のティーンエイジャーが出会い、その繋がりによって秘密の力が解き放たれていく…というストーリー。

ドラマ版は、パンデミック後の日本を舞台に、抑圧や権力との闘い、運命的な愛をスリリングな展開と刺激的な映像演出で脚色するとのこと。Skyboundが世界的に配信を担当し、フジテレビは日本版の製作・放送を担う予定だ。

Skyboundリニア・コンテンツ部門のリック・ジェイコブスは、「『Heart Attack』を魅力的なSFドラマシリーズへと翻案するパートナーとして、フジテレビを迎えられることを嬉しく思っています。ショーン・キッテルセンとエリック・ザヴァツキは感情的かつ視覚的に刺激的な世界を生み出しました」と述べている。

これまでにSkybound は、「Wheel of Awesome」と呼ぶモデルを通じて、自社のIP(知的財産)となるグラフィックノベルを映画やドラマシリーズに脚色し、『ウォーキング・デッド』やアニメシリーズ『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』を製作している。

ドラマ版『Heart Attack』のキャストやスタッフ、リリース日などの詳細は未定。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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Photo:『ウォーキング・デッド』©2011 AMC Film Holdings LLC