実写版『ONE PIECE』、キャラクター同士の恋愛は禁止!?

尾田栄一郎による少年漫画・アニメシリーズを実写ドラマ化した『ONE PIECE』では、紅一点であるナミと男性メンバーの誰かが恋に落ちることもあり得そうだが、その展開は原作者によって禁じられていたことが明らかとなった。

原作者「キャラクター同士の恋愛は禁止」

実写版の中心キャラクターは、海賊王を夢見るモンキー・D・ルフィ(イニャキ・ゴドイ)と世界一の剣豪を目指すロロノア・ゾロ(新田 真剣佑)、ナビゲーターのナミ(エミリー・ラッド)、パチンコが得意なウソップ(ジェイコブ・ギブソン)、シェフのサンジ(タズ・スカイラー)。

毎日、寝食を共にして顔を付き合わせていれば、誰かが恋愛関係になってもおかしくないだろう。特に、唯一の女性キャラクターであるナミとゾロの間で、「友情以上の感情が芽生え始めているのでは…?」と感じているファンが少なくないようだ。

しかし、米TV Lineのインタビューに応えた共同ショーランナーのスティーヴン・マエダによれば、尾田氏から「キャラクター同士の恋愛は禁止」とのお達しが下っていたのだとか。「漫画と実写番組に関する限り、それは絶対にノーなんです」というマエダは、ファンがナミとゾロの間に何かがあるのではないかと察していたとしたら、「それは、彼らがお互いに素晴らしいケミストリーを持っているから」だと答えた。

また、マエダはナミとゾロのケミストリーについて、「それは間違いなく意図したものではありませんでした。テレビを観る楽しみの一つは、番組を見ている時に内容を深読みしたり、展開を予想したりすることなんです」とも付け加えている。

その他にファンの間では、海兵隊に憧れて入隊したコビー(モーガン・デイヴィス)と、モーガン海軍大佐のドラ息子、ヘルメッポ(エイダン・スコット)が友達以上になる可能性も推測しているとのこと。しかしマエダは、二人の間には“ブロマンス”が存在するだけだと回答。「コビーには、最初は敵対していたけど、一緒に行動するにつれて成長し、変化していくような関係を築いてほしかったんです」と述べていた。

実写版ドラマでは、メイン&サブキャラクターにおいても恋愛はご法度のようだが、その要素が排除される分、彼らが体験する冒険のパワーアップに期待できそうだ。『ONE PIECE』はNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルシリーズ『ONE PIECE』独占配信中/©CASEY CRAFFORD/NETFLIX