ジョージ・ルーカスが生んだ大人気フランチャイズ『スター・ウォーズ』。近年では、『オビ=ワン・ケノービ』『キャシアン・アンドー』『マンダロリアン』といったスピンオフドラマが生まれる中、正史と繋がる新たな作品『スター・ウォーズ:アソーカ』がDisney+(ディズニープラス)にて独占配信中だ。
アソーカはアナキンの運命を左右したキーパーソン?
『スター・ウォーズ:アソーカ』は8月23日(水)より最初の2話が配信され、あらゆる側面で早くも盛り上がりを見せると同時に、今後の展開に期待が高まっている。第1話ではアソーカがかつての師であったアナキン・スカイウォーカーについて言及するシーンもあり、二人の知られざる物語がこれから描かれるのかもしれない。
そんな中、アソーカの声優をアニメーションシリーズから15年以上にわたって務める伊藤静がコメント。「アナキンなしにアソーカの物語は語れない」と言及している。
アソーカと仲間の再集結、早くも繰り広げられたライトセーバーアクション、新ヴィランのベイラン・スコールとシン・ハティが醸し出す凶悪さなど、早くも見どころ満載の本作だが、第1話ではアソーカとヘラ・シンドゥーラとの会話の中に「人を導くのは大変。あなたの師も苦労したはず」「アナキンの訓練は道半ば。クローン戦争中、私は彼から離れた。ジェダイからも」と、アソーカがかつての師匠アナキンについて語るシーンがあった。のちにダース・ベイダーとなるアナキンにとって唯一のパダワンであったアソーカは、壮大な『スター・ウォーズ』史においても重要な存在。
そんな二人について、アソーカ役の伊藤は「ジェダイオーダーに疑問を持ちつつ留まったアナキンと、自らの意思でジェダイを辞めたアソーカ。私にとってアソーカは、“もし彼女がジェダイを辞めなかったら、アナキンは違った道を歩んでいたのではないか”という想像を掻き立てる存在なのです。アナキンなしに彼女は語れないと思うので、アソーカはアナキン・スカイウォーカーという人を改めて考えさせられる存在であり、ジェダイってなんだろう?と思わせる存在でもありますね」と、互いにとっても、『スター・ウォーズ』ユニバースにおいても大きな存在であることを説明した。
そもそもアソーカは、ルーカスの「アナキンにパダワンが欲しい」という強いリクエストを受け、アニメーション作品『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』で初登場したキャラクター。幼い頃からフォースの力を発揮する少女としてジェダイ・マスターから注目を集める存在だった彼女は、ジェダイたちを指揮するグランド・マスターのヨーダに“アナキンのパダワンになること”を命じられ、アナキンに弟子入り。無鉄砲で危なっかしい一面を持つアソーカをアナキンはパダワンとして認めていなかったものの、二人で命懸けの戦いを経験する中で次第に信頼関係を築き、互いにとって大事な存在となった。しかしある時、アソーカに殺人容疑がかけられたことから、彼女とジェダイたちとの間に亀裂が入る。アナキンは無実を証明するために奔走したこともあって、アソーカへの疑いは無事晴れるものの、彼女はジェダイの道を退き、アナキンにも別れを告げた。その後アソーカは、『スター・ウォーズ 反乱者たち』でダース・ベイダーとなったかつての師と再会している。
果たして『スター・ウォーズ:アソーカ』では、アナキン・スカイウォーカーのサプライズ登場が実現し、アソーカとアナキンの知られざる物語が新たに描かれるのだろうか?
『スター・ウォーズ:アソーカ』はディズニープラスにて独占配信中。第3話が8月30日(水)に配信される。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『スター・ウォーズ:アソーカ』©2023 Lucasfilm Ltd.