【ネタバレ】ゲラルト役交代も関係なし!『ウィッチャー』真の主役が判明

Netflixの人気ファンタジーアクションドラマ『ウィッチャー』シーズン3をもって、シーズン1からリヴィアのゲラルトを演じてきたヘンリー・カヴィルが降板、シーズン4より『ハンガー・ゲーム』シリーズなどで知られるリアム・ヘムズワースが同役で出演する。しかし製作スタッフは、シリーズの主人公は別のキャラクターだと語っている。

真の主役はヴィランかもしれない?

米Entertainment Weeklyの取材に応じた製作総指揮のトメク・バギンスキーが、「シリについて重要な観点の一つは、彼女が『ウィッチャー』サーガの主人公であることが徐々に明らかになるということです。ゲラルトでもイェネファーでもなく、これはシリの物語なのです」と述べた。(※これ以降は、シーズン3後半のネタバレを含みますのでご注意ください)

サネッド島のクーデター中に魔法学校アレツザで、シリはララの塔を破壊し、ポータルから砂漠に転落する。そこで彼女は様々な幻影を目にしながら、あてもなくさまようことに。その幻影の一つでシリは、火刑で命を落としたレダニア王国の王女ファルカによって禁忌の火の魔法で誘惑され、自分が権力を握る未来を見せられる。のちにシリは、ラッツという子どもの盗賊団と合流した際、火を操る力を手にした自分を「ファルカ」と名乗った。

新たなパワーを身に着けたシリについて、バギンスキーはこうも述べている。「視聴者は、彼女がパワフルであることを知りました。その力は善にも悪にも転じますが、シリでさえ自分が本当は何者なのかよく分かっていません。自分の中にある力をコントロールする方法を知れば知るほど、シリは自問自答するようになります。彼女は物語の悪役なのかもしれません。もしかしたら彼女の本当の運命は、ウィッチャーや救世主、善人になるのではなく、悪役になって世界を破壊することなのかもしれません」。今後、シリーズの主人公になっていくシリがヴィランかもしれないという、ショッキングな可能性をほのめかした。

なおゲラルトについては、長年にわたってウィッチャーとして維持してきた中立の立場を放棄し、シリやイェネファーの側にいるために、別の種類の人間になる道が示唆されている。現時点ではストーリー上で、どのようにヘンリーからリアムの間でバトンが渡されるのかは明らかになっていない。

『ウィッチャー』シーズン1~3はNetflixで独占配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

Photo:『ウィッチャー』© 2023 Netflix, Inc.