Amazon『グッド・オーメンズ』シーズン3の構想が早くも存在!?ニール・ゲイマンが明かす

人気作家ニール・ゲイマン&テリー・プラチェットの同名小説をドラマ化した、Amazon製作のファンタジーシリーズ『グッド・オーメンズ』。シーズン2の配信の前に、すでにゲイマンがシーズン3の構想が存在していると明かした。

ニール・ゲイマン「仮想上のシーズン3にはアジラフェルとクロウリーがいて…」

『グッド・オーメンズ』シーズン1で、世界滅亡の鍵を握る反キリストの子を探し求めていた天使アジラフェル(マイケル・シーン)と悪魔クロウリー(デヴィッド・テナント)。シーズン2では、元のお気楽な生活へ戻った二人はロンドンのソーホーで普通の人間のように暮らしていたが、予期せぬ使者が現れて騒動が起こる様を描く。

米SFXのインタビューに応じたゲイマンが、ある夜遅くにホテルの一室で、プラチェットと一緒にシーズン2の詳細を部分的に練っていた際、理論上でシーズン3へ繋げられるかもしれない新たな物語を考えたと語っている。

「仮想のシーズン3が存在するからには、そこにはストーリーがあるわけですが、シーズン1からそのままそこへ飛び込めるとは思えなかったんです」

どうやら、ゲイマンとプラチェットはシーズン3に相応しい物語の構想を練ったが、シーズン1からその筋書きへ移るには展開的に無理があったため、別の物語となるシーズン2の脚本を執筆したということのようだ。またゲイマンは、仮想上のシーズン3にはアジラフェルとクロウリーがいて、プロットのナンバー1として考えた天使と悪魔が登場するともコメントしている。

そして復活させたかったが、今すぐに登場させるスペースがなかった人たちについては、彼らをそのまま連れ戻す必要はないと考えているとも述べた。ということは、シーズン1のキャストがシーズン2では別のキャラクターを演じているスタイルを、シーズン3でも継続させようと考えているのかもしれない。

ゲイマンとプリチェットがシーズン3のアイデアを温めていることは明らかで、実現の可能性は小さくないと考えられそう。もともと、『グッド・オーメンズ』は全6話のリミテッドシリーズとしてデビューしたが、シリーズが好評を博してシーズン2へ更新された。配信が迫ったシーズン2の視聴率とレビューに確かな反応があれば、シーズン3が製作されることは十分あり得るだろう。

シーズン2には主演のデヴィット&マイケルに加え、大天使ガブリエル役のジョン・ハム(『MAD MEN マッドメン』)、大天使ミカエル役のドゥーン・マッキカン(『いつまでも二人で』)、大天使ウリエル役のグロリア・オビアーニョ(『DUNE/デューン 砂の惑星』)らお馴じみのメンバーがカムバック。

前シーズンとは違う新たな役で出演するのは、悪魔シャックス役のミランダ・リチャードソン(『ハリー・ポッター』シリーズ)。今シーズンから天界・悪魔界の落ちこぼれ新キャストとして、天使サラカエル役にリズ・カー(『The OA』)、悪魔ベルゼブブ役にシェリー・コン(『ブリジャートン家』)が名を連ねる。

『グッド・オーメンズ』シーズン1~2はPrime Videoで独占配信中。(海外ドラマNAVI)

参照:gamesradar

Photo:Amazon Originalドラマシリーズ『グッド・オーメンズ』シーズン2©Amazon Studios