マーベル映画『マイティ・ソー』シリーズでのソーの仲間ヴォルスタッグ役や、日本でも大ヒットしたインド映画『RRR』のスコット・バクストン提督役で知られるレイ・スティーヴンソンが、58歳で亡くなった。米E!Onlineなど複数のメディアが報じている。
59歳の誕生日を目前に…
北アイルランド出身のレイは自身の59回目の誕生日の4日前に当たる5月21日(日)に亡くなったと、彼の代理人がE!Newsに認めている。その代理人からのコメントも死の詳細もまだ公表されていないが、亡くなった当時のレイは最新作『Cassino in Ischia(原題)』に出演するためイタリアにいたと伝えられている。
今年3月に発表されたアカデミー賞でオリジナル歌曲賞を受賞した『RRR』で、レイは最後まで主人公たちと戦う提督を見事に演じていた。そんなレイの訃報が伝えられると、同作の公式Twitterは以下のようにコメントを投稿している。
「チームのみんなにとってショッキングなニュースです。安らかに眠ってください、レイ・スティーヴンソン。あなたは永遠に私たちの心の中に生き続けます。サー・スコット」
What shocking news for all of us on the team! 💔
Rest in peace, Ray Stevenson.
You will stay in our hearts forever, SIR SCOTT. pic.twitter.com/YRlB6iYLFi
— RRR Movie (@RRRMovie) May 22, 2023
また、マーベルも公式Twitterで次のような追悼メッセージを寄せた。「レイ・スティーヴンソンの死は本当に悲しいことです。彼はヴォルスタッグというキャラクターにユーモアとウィットをもたらしてくれました。素晴らしい俳優であった彼のことが恋しくなります」
We are deeply saddened by the passing of Ray Stevenson, who brought humor and wit to the character of Volstagg. He was a wonderful actor who will be deeply missed, and our thoughts are with his family and loved ones. https://t.co/SZk115OemM pic.twitter.com/wKEgdz2s3i
— Marvel Entertainment (@Marvel) May 23, 2023
1990年代前半からいくつかのイギリスドラマに出演した後、1998年の『ヴァージン・フライト』で映画界に登場したレイ。身長190cm超のがっしりとした体型を生かして、アクションや歴史ものに多数参加。2004年に『キング・アーサー』に出演すると、その4年後にはマーベル映画『パニッシャー:ウォー・ゾーン』で主演を務めた。2010年には、ウィル・フェレル、マーク・ウォールバーグ主演のコメディ映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』にロジャー・ウェズリー役で起用される。さらに『ザ・ウォーカー』でデンゼル・ワシントンと共演。『ダイバージェント』シリーズのマーカス役としても印象的な演技を披露していた。日本で今月12日から公開されているリーアム・ニーソン主演映画『MEMORY メモリー』にも出演している。
ドラマファンには、2005年から2007年まで米HBOで放映された歴史ドラマ『ROME [ローマ]』のティトゥス・プッロ役や、『デクスター』のアイザック・シルコ役でおなじみだろう。そのほかにも『Black Sails/ブラック・セイルズ』や『ヴァイキング ~海の覇者たち~』に姿を見せていた。
レイのご冥福を心よりお祈りしたい。(海外ドラマNAVI)
参考元:米E!Online