2009年に放送が開始され、14シーズンにわたって人気を博してきた犯罪捜査ドラマ『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』が、その歴史に幕を下ろした。シーズン1よりマーティ・ディークス役を演じたエリック・クリスチャン・オルセンが、長年を共にしたキャラクターについて振り返っている。
一番お気に入りのシーンは?
米NBCにて5月21日(日)に放送されたシーズン14第21話をもって、『NCIS:LA』の放送が終了。米TV Insiderのインタビューに応じたエリックが、まずはシリーズで一番お気に入りのシーンを明かした。
「それはシーズン2第17話「怨恨」のシーンで、ディークスは撃たれて病院のベッドで死にかけていたのに、ケンジー(ダニエラ・ルーア)が駐車場で待ち伏せされていることに気づいて、彼は包帯姿で血を流しながらもベッドから這い出し、ドアを蹴破って犯人を撃ち(彼女の命を救う)、壁に倒れ込んで気を失うんだ。『リーサル・ウェポン』のメル・ギブソンを思わせるような、死を厭わないディークスを演じて、ケンジーとの愛の可能性は彼が目覚めるきっかけになった」と回答。ディークスにとって後に掛け替えのない存在となるケンジーを救い、彼女との大切な関係が始まるきっかけとなったシーンが印象に残っているようだ。
エモーショナルになったシーン
また、最も身体的に挑戦を強いられたエピソードについては、シーズン1第19話「接戦」をチョイス。総合格闘技のファイトシーンで、サム・ハンナ役のLL・クール・Jとの対戦が大変だったと語っている。また、一番エモーショナルになったシーンとして、ケンジーから「子どもを産みたいかどうか分からない」と言われ、結婚式を取りやめる場面を挙げた。
また、実生活の自分自身に活かしたいディークスの性質については、「シリーズを通して遂げた、切り離されて感情が欠けた自己防衛的な性格から、弱さを見せることを恐れなくなったディークスの感情面における成長」だとコメント。最後に、ディークスのキャラクターアークの締めくくり方については、「ケンジーと演じた最後のシーンは見事で美しかったし、あのキャラクターと視聴者に相応しいものでした。観れば分かりますが、感情に満ちています」と述べ、満足していると答えていた。
ついにファイナルを迎えた『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』は、Huluにてシーズン1~13が配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』©2009 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.