オリジナル版『スター・トレック』シリーズでジェームズ・T・カーク船長を演じたウィリアム・シャトナーが、火星に関する新たな番組のホストを務めることが分かった。米Deadlineが報じている。
俳優やメダリストが“火星”でサバイバル
これは『Stars On Mars(原題)』というタイトルの米FOXによるリアリティ番組で、セレブリティである参加者たちが同じ宇宙ステーションの中で生活する。彼らは宇宙ステーションのクルーとして、食べたり寝るほか、戦略を練ったり、互いの絆を深めていく。ステーション滞在中は、火星での生活を模した環境下で頭脳と腕力、あるいは卓越した社会的スキルを駆使し、競争相手に打ち勝たなければならない。参加者たちはミッションで競い合い、毎週投票によって一人ずつ脱落、地球に送り返されていく。
ウィリアム自身は2021年に当時90歳で宇宙旅行を体験。宇宙に行った人間として最年長記録を打ち立てた。そんな彼は同番組について、「管制室からセレブ宇宙飛行士たちに朗報です。火星では重力が小さいので、体重は62%も軽くなります。悪いニュースとしては、火星での空気は呼吸できないほど悪いので、ロサンゼルス出身者はきっと地元を思い出すだろうということです」とジョーク混じりに述べている。
Celebrities on Mars? 🤔 What could possibly go wrong? 🤷🏼♂️ 🤣 #StarsonMars on June 5 on @foxtv @realityclub! pic.twitter.com/YpUK9L2RFi
— William Shatner (@WilliamShatner) April 24, 2023
FOXエンターテイメント・リアリティ番組の責任者であるアリソン・ウォラックは、「『Stars on Mars』の企画を聞いた時、こんなにも大胆で大がかりで突飛な作品は弊社にピッタリだと思いました。セレブリティが快適な生活から離れ、思いもよらないことに踏み込んでいく様子は、間違いなくドタバタでコミカルなものになるでしょう。あのウィリアム・シャトナーが管制室から指揮を執るとなれば、それだけでも放送する価値のある番組だと思います」と自信を見せている。
『Stars on Mars』に宇宙ステーションのクルーとして参加するのは、俳優のアリエル・ウィンター(『モダン・ファミリー』)とクリストファー・ミンツ=プラッセ(『キック・アス』)、コメディエンヌのナターシャ・レジェロ、テレビパーソナリティのポルシャ・ウィリアムズ・グオバディア、ブルース・ウィリスとデミ・ムーアの娘であるタルーラ・ウィリス、歌手のティナーシェ、元自転車選手のランス・アームストロング、アメリカンフットボール選手のマーショーン・リンチとリチャード・シャーマン、元フィギュアスケート選手のアダム・リッポン、元柔道家のロンダ・ラウジー、プロボクサーのトム・シュワルツの計12人。オリンピックのメダリストも含め、体力や運動神経、精神力のありそうな面々が集う。
『Stars On Mars』は米FOXで6月5日(月)より放送。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
Photo:ウィリアム・シャトナー ©Dara Kushner/FAMOUS