米HBOで2011年から8シーズンにわたって放送され、世界中で大ヒットしたファンタジー大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。同作は、時に主要キャラクターが予想外の死を遂げることでも話題を集めたが、そんな数々の死の中でも特に衝撃的だったものについて当人が振り返っている。米Varietyが伝えた。(※本記事はシーズン3のネタバレを含みますのでご注意ください)
家族との別れに、血だけでなく涙も流れる
回想されたのは、シーズン3第9話「キャスタミアの雨」。ロブ・スタークはタリサに出会って恋に落ちたことから、ウォルダー・フレイ公の娘と結婚するという約束を破棄してタリサと結婚する。それがフレイ公の怒りを買い、密かにラニスター家と通じた彼の城を結婚式のためにスターク家の人々が訪れた際、ロブは身重の妻タリサ、母キャトリンらとともに殺される。
『ゲーム・オブ・スローンズ』ではそれまでにもショッキングなシーンはいくつかあったものの、結婚を祝うはずの席が一転、ロブやキャトリンの血に染まるという展開は多くの視聴者の度肝を抜くこととなり、この凄惨なシーンは「血の結婚式〈レッド・ウェディング〉」と呼ばれている。
そんな「キャスタミアの雨」がHBOで放送されたのは2013年6月2日。それからもうすぐ10年となるのに合わせて、ロブ役のリチャード・マッデンが当時を以下のように思い返した。
「あの時はたくさんの涙が流れたことを覚えている。というのも、あの回を最後に、それまで5年にわたって一緒だった“家族”と別れることになったわけだからね。スクリーン上の母と妻、そしてスタッフのみんなとは多くの時間をともに過ごしてきたから、(凄惨な)撮影自体はもちろん、家族を失うという意味でもトラウマ的な体験だったよ」
『ゲーム・オブ・スローンズ』をシーズン3で去ることになったリチャードはその後、2021年のマーベル映画『エターナルズ』でジョン・スノウ役のキット・ハリントンと再共演。歴史ドラマ『メディチ』にはネッド・スターク役のショーン・ビーンも出演していたが、リチャードとは異なるシーズンの出番だったので両者が顔を合わせることはなかった。ジョン以外の家族ともいつか再会できるだろうか。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Variety
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Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』©2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.