米メディアが調査 増加する「打ち切り」で海外ドラマの見方が変わってきている

頻繁に起こるドラマシリーズの打ち切り。これがアメリカの視聴者の番組選びにも影響を与えているという。米Varietyが伝えた。

打ち切りになるドラマに当たらないために…?

市場調査会社YouGovによる調査では、ドラマが完結しているかどうかがその番組を視聴するかどうかという視聴者の選択に大きく影響していることがわかった。

米国成人の4分の1はドラマ最終話の配信を待ってから見始めるといい、その理由には、未解決・未完全のまま打ち切られる可能性への不安(27パーセント)、クリフハンガーのまま次のシーズンの配信・放送を待ちたくない(24パーセント)、イッキミ見したいから(48パーセント)などが挙げられる。ちなみに、男性(46パーセント)よりも女性(50パーセント)の方がシーズンのイッキミを好んでおり、番組が完結するのを待つ傾向にあるという。

また、半数近くのアメリカ人は、配信スタート後すぐに視聴を開始するのではなく最終話が出るのを待ったことがある、またはそうすると回答。その頻度について、特に18歳から34歳の若い層にその傾向があり、その中でも25パーセントが「いつも」、34パーセントが「時々」と答えた。

さらに、配信サービスを利用してオリジナル番組を視聴している米国成人の約3分の1(31パーセント)は、2022年2月以降に見始めた番組のうち、1~3本は打ち切られたと推定していることが明らかになった。

近年のアメリカではドラマに限らず、ゲーム番組やトーク番組も次々に終了しており、お気に入りの番組がある日突然終了してしまう視聴者の不安を煽った結果が反映されているようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:Pixabayより