『クリミナル・マインド 国際捜査班』あの人、「子役時代に名声を得たことはトラウマ的な体験」

『クリミナル・マインド 国際捜査班』で2シーズンにわたりラス・モンゴメリーを演じたタイラー・ジェームズ・ウィリアムズが、「子役時代に名声を得たことはトラウマ的な体験だった」と過去を振り返っている。米Entertainment Weeklyが伝えた。

心ない言葉にもめげず、子役の呪縛から逃れる

1992年生まれのタイラーは7歳の時に子役としてキャリアをスタートさせ、『サタデー・ナイト・ライブ』や『セサミストリート』、『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』などに出演。2005年から人気コメディアンであるクリス・ロックの少年時代を描いたコメディドラマ『Everybody Hates Chris(原題)』に主演して注目された。

そんな長い芸歴を誇るタイラーは、「子役スターがスクリーンの中で永遠にティーンエイジャーを演じる“少年煉獄”から抜け出せなくなることが多いことを、かなり早いうちから理解していた」と語っている。

かつてタイラーは『Everybody Hates Chris』のプロデューサーから、「他の役を演じる君を見ることはないだろうし、おそらく君は二度と仕事がない」と言われたのだとか。タイラーは「なんてことだ。僕の顔を見ながらそんなことを言うのか」とショックを受けつつも「おそらく冗談なのだろう」と思い直したそうだが、それでもその言葉を胸に刻んだという。

そして、2009年に『Everybody Hates Chris』が終了した時には16歳になっていたタイラーは、「自分が進んでいる道が好きではない」ことに気づいて方針転換を決意。「本当に優秀な演技コーチと取り組んで演技力を磨くとともに、オファーされた役を片っ端から断っていった」と回想している。

こうして軌道修正を図ったタイラーは、2014年に映画『ディア・ホワイト・ピープル』に出演したほか、『ウォーキング・デッド』シーズン5にノア役で登場。2017年に『クリミナル・マインド 国際捜査班』が終わった後、現在は高い評価を得ている学園ドラマ『アボット エレメンタリー』にグレゴリー・エディー役でレギュラー出演し、ゴールデン・グローブ賞を受賞、エミー賞にノミネートされた。

“煉獄”から無事抜け出して着実にキャリアを重ねているタイラーが出演する『アボット エレメンタリー』は、シーズン1がディズニープラスにて配信中。シーズン2は4月19日(水)より配信開始。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

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Photo:『クリミナル・マインド 国際捜査班』 ©ABC Studio.